Porter Robinson(ポーターロビンソン)とは
ポーターロビンソンは親日家で知られる、アメリカ出身のDJです。
12歳の時から独学で作曲を開始し、18歳の時に作曲した曲で世界的なデビューを果たしました。
21歳の時には、アメリカで最も優秀なDJと評価されています。
ビルボードのDJランキングで7位、ミックス部門で1位という成功を収め、2011年にリリースしたシングル、SpitfireはiTunesのダンスチャートとBeatportで1位を獲得しています。
それだけではなく、2012年にもシングル、Languageがダンスチャートで1位を獲得しています。
2015年にはアメリカの音楽ネットワークであるMTVUで「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれています。
このPorter Robinsonはもともと日本のアニメや文化に関心を持っており、作曲を始めたのもダンスダンスレボリューションがきっかけでした。
ダンスダンスレボリューションというのは1998年、コナミが開発したアーケードの音楽ゲームであり、一時期爆発的に流行しました。
Porter Robinsonもこのダンスダンスレボリューションの影響を受けており、彼の作曲には日本の文化やアニメが反映されているとも言われています。
ここでは、そんなPorter Robinsonについて紹介します。
1.Porter Robinsonのプロフィール
1-1. 名前(本名)
Porter Robinsonは本名もPorter Robinsonです。正式にはミドルネームが入り、Porter Weston Robinsonになります。
12歳で作曲を開始したときにはDaemonやWayne Montという名前で作曲した音楽をオンラインに配信していました。
しかし、18歳でSay My Nameを作曲した時、初めて実名で音楽を発表したのです。
ここからPorter Robinsonの名前が世界的に知られるようになりました。
1-2. 生年月日
Porter Robinsonは1992年7月15日に生まれました。
まだ26歳という若さであり、世界的な成功を収めたのです。
2010年、18歳の時にデビューを果たしました。
1-3. 出身地
Porter Robinsonはアメリカのジョージア州、アトランタで生まれました。
その後はノースカロライナ州のチャペルヒルで育ち、今もそこで生活しています。
1-4. 学歴
Porter Robinsonは高卒だと言われていますが、どこの高校出身かということからかにされていません。
高校最終学年の時、Porter Robinsonはデビュー曲であるSay My Nameを発表しました。
そのまま世界的なDJとして活躍しているため、大学には通っていません。
今でもノースカロライナ州のチャペルヒルで音楽活動を行っています。
1-5. 所属事務所
Porter Robinsonは2010年から活動を開始し、2011年にはPorter Robinsonのデビュー作、Say My NameでPorter Robinsonの力を認めたスクリレックスのレーベル、OWSLAと契約しています。
また、それ以外にもMinistry of Sound、AnjunabeatsやBig Beat Records、AstralwerksやVirgin EMIとも契約をしています。
1-6. 受賞歴
Porter Robinsonは2017年にプロジェクトVirtual Selfを開始しましたが、これが2019年2月の第61回グラミー賞にノミネートされています。
2. Porter RobinsonがDJになった理由
Porter Robinsonは幼い頃から日本のアニメや音楽に惹かれ、興味を持っていました。
そして音楽活動の契機となったものはダンスダンスレボリューションだったと言われています。
ダンスダンスレボリューションの音楽を聞いたことによってエレクトロニックミュージックを聞くようになり、独学で作曲を始めました。
ダンスダンスレボリューションなど、日本の文化やアニメから得た知識を反映させながらPorter Robinsonは音楽活動を始めたのです。
Porter Robinsonが初めて作曲をしたのは12歳の時だったと言われています。
18歳で作曲したSay My Nameは作曲した大物DJのスクリレックス、SKRILLEXの目に留まり、DJとしてデビューすることになったのです。
この曲は有料音楽配信サイト、ビートポートでエレクトロ・ハウスチャート1位となり、Porter Robinsonの名前は世界中に知られるようになりました。
もともと日本の音楽やアニメの影響を受けていたPorter Robinsonは、そこで得た感覚を音楽で生かすようになり、前例のない音楽を作り始めたのです。
Porter Robinsonが好きなアニメは「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」だと言われており、2016年10月にはアニメの原作者、原案者となり、Shelterを発表しました。
日本では世界に先駆けて配信され、大きな話題を呼びました。
そのため、Porter Robinsonはアメリカのみならず、日本でもよく知られています。
3. 代表作Shelterについて
2016年に配信されたShelterは、Porter Robinsonと盟友と言われるフランスのミュージシャン、そしてプロデューサーであるMadeonとの共作です。
Madeonの本名はHugo Pierre Leciercqであり、彼はこのShelterを「2人の友情の反映となるべくして作られた音楽」と表現しています。
最初、Porter Robinsonはアニメを作るつもりでした。
しかし、スタッフ達と意見を交換させることにより、音楽とアニメがあるのだから、ミュージックビデオ作ろうという感覚に変わっていきました。
そして最終的にミュージックビデオであり、アニメーションとしても成り立つものへ変化していったのです。
この作品の監督はアニメーター、キャラクターデザイナー、そしてアニメーション演出家である赤井俊文が担当しました。
キャラクターデザインは河野恵美、美術は武田悠介が関わっています。
アニメ制作はA-1 Picturesが担当しています。
アニメそのものは6分強といういうわずかなものですが、音楽やストーリーなどあらゆる要素が詰め込まれており、「良い意味で見る者の期待を裏切る」と評価されています。
さらにリミックスバージョンやピアノバージョンも作られ、Porter Robinsonの名前は世界に広まりました。
2016年、1年半ほどスランプに陥ったPorter Robinsonですが、その苦境を乗り越え、今も様々な音楽を作り上げています。
4. 音楽が好きになったきっかけ
いくらPorter Robinsonが世界的に知られているDJだとしても、生まれた時から音楽が好きだったなどというわけではありません。
彼が音楽を好きになるにはそれなりにきっかけがありました。
そしてその背景には、日本の文化が大きな影響を与えています。
それは一体どのようなきっかけだったのでしょうか。
4-1. きっかけはダンスダンスレボリューション
1998年、コナミが発表したダンスダンスレボリューションは日本国内のみならず、海外でも大きく知られるようになりました。
Porter Robinsonはここで使われている音楽を聞き、これをきっかけとしてエレクトロニックミュージックを聞くようになったと言われています。
そのため、彼自身はダンスダンスレボリューションこそ、人生のターニングポイントだったと述べています。
4-2. ノスタルジックな日本の音楽に惹かれる
日本には、抒情歌など世界にない音楽が存在します。
また、日本のアニメは世界的に有名で、独特の世界観を繰り広げています。
Porter Robinsonは幼い頃から日本の文化が大好きで、日本の音楽をよく聞いていました。
そしてそこで得た感覚が彼の作る音楽に反映されていると言われています。
だからこそ、Porter Robinsonは世界にない音楽を作り上げることができるのです。
4-3. 服も日本のブランドのものをよく着る
Porter Robinsonは日本のブランドが好きで、日本の新鋭ブランドにも関心を持っています。
例えばPOTTOやBalmung、Hatra、Chlomaに注目をしており、本人は自分を日本ブランドのヲタクかもしれないと考えています。
5. Porter Robinsonの年収とは
それならば、世界の人気者であるPorter Robinsonは一体どの程度の年収を得ているのでしょうか。
人気があるという事はそれなりに収入があるということですよね。
ここでは、Porter Robinsonの年収を紹介します。
5-1. 2014年時点で約1.3百万ドルと言われている
Porter Robinsonの2014年の収入は1.3百万ドルだと言われています。
これは日本円にすると、約1億5000万円にあたります。
売れっ子のPorter Robinsonが大金を稼いでいることがわかりますね。
5-2. 2018年は非公表
その一方で、Porter Robinsonは2018年の収入を公開していません。
しかし、2014年は人気作であるShelterを発表する前ですし、それ以降はさらに知名度を上げていますので、1.3百万ドル以上の収入があってもおかしくありません。
6. Porter Robinsonのおすすめ楽曲一覧
世界的に知名度を高めているPorter Robinsonですが、一体どのような曲が人気を博しているのでしょうか。
ここではPorter Robinsonのおすすめの楽曲を紹介します。
6-1. Shelter
Porter Robinsonといえば、なんといっても2016年に発表したShelterで知られています。
特に日本人には受け入れやすい作品になっており、これを見てからPorter Robinsonのファンになったという人も多いのではないでしょうか。
仮想現実世界を作り上げる少女を描いたSF短編物語になっており、公開直後から世界的に評価されているアーティストたちの注目をも集めました。
日本国内でも「見たら泣いてしまう」「鳥肌が立った」などといった評価を受けています。
6-2. Language
LanguageはPorter Robinsonが2012年にリリースしたシングルであり、BeatportやiTunesのダンスチャートで1位を獲得した曲です。
Porter Robinsonの名曲の1つとして評価されており、世界中で愛された曲でもあります。
きれいなエレクトロハウスは多くの人の関心を集めました。
また、これによってPorter Robinsonの名前が世界に広まったとも言えます。
6-3. Sad Machine
Sad Machineは2014年に発表された曲で、美しくもはかない曲だと評価されています。
特にVOCALOIDライブラリAVANNAとPorter Robinsonがデュエットしており、メランコリックなボーカルも注目を集めました。
6-4. Flicker
これは2014年に発表された曲です。
Porter Robinsonが愛するアニメの1つ、「あの夏で待ってる」からセリフが引用されており、アニメ好きの人々の真骨頂として愛される曲になりました。
また、「私はちょうど何が重要か見つけようとしている」というGoogle翻訳の読み上げ音声が大きな印象を残しています。
6-5. Sea of Voices
今までの楽曲とは異なり、チルウェイブにも通じる曲になっています。
シンセサイザーがとても優しく響き、歌声も心に響きます。
これによって癒されると感じた人も多いのではないでしょうか。
これまでとは異なる、このような音楽が作れるというPorter Robinsonの力を見せつけた作品でもあります。
7. Porter Robinsonが販売したCDやDVD一覧
今までPorter RobinsonはどのようなCDやDVDを販売してきているのでしょうか。
ここではCDやDVDの一覧を紹介します。
ぜひチェックしてみてください。
7-1. シングル
★Say My Name
★I’m on Fire
★Hello
★The Wildcat
★Language
★Easy
★Sea of Voices
★Sad Machine
★Lionhearted
★Flicker
7-2. アルバム
★Worlds
7-3. DVD
★Shelter
8. Porter Robinsonの来日情報
Porter Robinsonは本人が日本に何回来たか覚えていないほど、日本に来たことがあると答えています。
実際にPorter Robinsonは日本でも大人気のアーティストですから、Porter Robinsonが日本に来るときには絶対にライブに行くと決めている人もいるかもしれませんね。
8-1. 今後の来日情報
2018年5月5日、秋葉原でシークレットライブを行ったというPorter Robinsonですが、今のところ日本にやってくるという予定は発表されていません。
しかし、その一方で日本が大好きなアーティストでもありますから、ひょっこり日本にやってくるかもしれませんね。
8-2. 2018年までの来日情報
先ほども述べた通り、Porter Robinson自身も何回日本に来たことがあるのか既に数え切れないと答えるほど、Porter Robinsonは何度も日本にやってきています。
日本のアーティストを尊敬しており、日本のファッションにも興味があるため、ライブ以外でも日本に来ることがあります。
9. まとめ
音楽が好きな人ならば、Porter Robinsonの名前はいちどは聞いたことがあるのではないでしょうか。
世界中で愛されるPorter Robinsonはスランプを乗り越える、今もたくさんの曲を作曲しています。
その音楽は様々な人を励ましてくれるため、聞いたことがないという人はぜひPorter Robinsonの曲を聞いてみてください。