DJスタイルとは?初心者がはじめる前に知っておきたい種類や特徴

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DJとは?

クラブやライブハウスで日夜フロアを盛り上げているdj。
ステージの外から見ているだけではあまり見えない機材に片方だけヘッドホンを付けていて、何をしているのかわかりづらいですが、ざっくばらんに挙げると

  • 曲をかける
  • 曲をアレンジする
  • 曲と曲をつなぎ合わせる

といった役割を担っています。
片方だけつけたヘッドホンはこの「曲と曲をつなぎ合わせる」為に現在かかっている曲と、次にかける予定の曲のタイミングを合わせるために聴いているというわけですね。

言葉にすると単純なようですが、曲と曲が途切れてしまえば一瞬にしてその違和感は伝わりクラブの空気は激変してしまいますし、その選曲次第でその場の雰囲気は180度変化します。
ただ一辺倒に盛り上がる曲をかけていればいいというわけではなく、ゆったりとした曲を流す時間を提供することでメリハリをつけたりと、プレイする空間全体を掌握する力を持ち、またその責任を負っているのがdjです。

ほんの少しだけその歴史について触れますが、正式名称はディスクジョッキーと言い、当初はマイク片手に楽曲を紹介し、曲をかけるという役割が主でした。
やがてディスコの誕生に伴って音楽を止めることなく曲同士を繋げるようになり、複数のレコードやミキサーを用いたリアルタイムでのアレンジやHIPHOPなどでおなじみのスクラッチ技術などが生まれます。

またハード面も、初期のアナログレコードを用いていたスタイルから現在はPCを使用したスタイルが主流となっており、以前と比べると手軽にはじめられるようになりました。

ですが今も昔も「場の空気を読んで曲をかける」ことと「場の空気を作り出すために曲をかける」の2点がdjの本質であることは変わらないと言えるでしょう。

「その為にdjはどんなことをしているの?」という疑問に関しては下のリンクの記事にて詳しく解説されていますので、是非参考にしてみてください。

DJスタイルとは?

djといっても様々なスタイルが存在し、その目的も多種多様です。

  • 大規模なクラブを盛り上げたい。
  • ジャンルに特化したプレイで知識と人脈を掘り下げたい。
  • 自分の好きな曲をみんなに聴いてほしい。
  • バンドの中でdjとして活躍したい。

そういった多種多様な目的が反映され、色々な形のスタイルが生まれました。

例えばみんなでドライブに出かけるときや、家で集まるときなどにメンバーに合わせてCDを用意したり、プレイリストを作った。

「この人はこんな曲が好きそうだな…」
「このメンバーならこの曲が盛り上がりそう!」
「マイナーだけどこの曲をみんなに聴いてほしい」

そういった狙いがヒットした時の爽快感が忘れられないという人も実は多いのではないかと思いますが、その経験はすでにdjとしての一歩を踏み出していると言えるでしょう。

そしてそれを実践する場所がどこになるのか、主に扱う音楽ジャンルは何になるのかといったポイントでdjスタイルが決まります。

djスタイルの種類と特徴

では実際にdjスタイルはどのようなものがあり、それぞれどのような特徴を持っているのかというポイントについて主だったものにフォーカスを当てて以下で触れていきたいと思います。

djとしての技術やテクノロジーの進歩でこれからさらに新しいスタイルが生まれて来ることは間違いありません。
日々情報収集・研究することで「新たなdjスタイルの第一人者」になれる可能性も秘めているという点も、djの面白さかもしれません。

クラブDJ

現在のdjのイメージとして恐らく最も一般的なものがクラブdjになります。
1度のイベントに複数のdjが出演することも多く、開催されるイベントの趣旨や客層、自らが出演する時間帯でどのような曲を選び場の雰囲気をどう作り上げていくか、そして次の出演者に繋げていくのかなど考えることは多岐にわたります。

またイベントによってそのジャンルもガラリと変わるため、ただ好きな曲をかければいいというわけではなく事前のリサーチや、出演するイベントで好まれる音楽ジャンルへの知識も同時に必要になります。
ジャンルごとにアンセムチューンと呼ばれる楽曲があったりするため、ここぞという場面で最高に盛り上がる楽曲をチョイスできるセンスや空気を読む力が求められます。

選曲のセンスはもちろん、自らのプレイで場を盛り上げたり、チルタイムを作り出したりと、その環境を作り上げるスキルや横の繋がりが求められるdjスタイルです。

パーティDJ

文字通りパーティの場でdjをする人を指します。
お客さんの前でdjをするということはクラブdjと共通していますが、飲食店や結婚式などの2次会、また身内間で行われる催しなど比較的距離の近い人が集まる環境で行われることが多くなります。

知り合いから頼まれるといったケースの場合、選曲の縛りなどはほとんどなく自分の好みを存分に発揮することもできます。
ですが場合によっては細かい注文が入ったりして、クラブ以上にリサーチが必要になるケースも存在します。

また機材の面でもクラブとは異なる場合も少なくない為、事前に会場にどのような機材が用意されているのかを確認したり、必要であれば自分で用意しなければなりません。
djプレイに適したサイズのテーブルがなく、若干不安定でグラつくテーブルをうまいことつなぎ合わせて慎重にプレイしなければならなかった。といった事態に遭遇することもあります。

自宅DJ

クラブやパーティdjとは違い、自宅というクローズドな環境で行われるdjのことです。
何より大きな違いは「目の前にお客さんがいない事」

配信環境を用意してオンラインのリスナーに披露するケースもありますが、基本的には一人の世界で行われます。

以前はターンテーブルやミキサーなど様々な機材が必要となりそれなりのハードルがあった自宅djですが、現在は最低パソコン1台あれば自宅djは実現できます。
欲を言えばヘッドホンと、djコントローラーはあった方がより良いですが、それでも昔と比較すればハード面での敷居は大幅に下がったと言えるでしょう。

環境だけ用意して、一度プレイを始めてしまえさえすれば自宅djは成立します。
そこから先は自宅djを極めるもよし、自宅djと他のスタイルを兼ねるdjを目指すもよし。

いきなりクラブやライブハウスなどに行ってぶっつけ本番で機材に触れるのもまた素晴らしい体験ではありますが、度胸がないという方は簡単な機材を購入してここからスタートしてみるのも良いのではないでしょうか。

ただし基本的に必要な機材はすべて自分でそろえなければならない為、本格的な環境を用意するとなると金銭面での負担が大きく、また当然賃貸などの場合大型のスピーカーを使用して大音量でプレイというわけにはいきません。
その辺りを試行錯誤しながら自分好みの環境を作り上げるという楽しさは他には無く、自分の出来る範囲でコツコツと自分だけのdjブースを作り上げる喜びも味わえます。

フェスDJ

クラブdjと共通したイメージを持たれる事が多いであろうフェスdj。
主に野外で行われるフェスイベントに出演するdjを指します。

基本的には初心者がいきなりフェスdjになるというのは若干ハードルが高いですが、比較的ローカルなイベントなどではプロアマ問わず出演者を募集しているイベントがあったりもするので積極的に行動を起こすことでフェスdjデビューは実現可能です。

普段は前述のクラブdjとして活躍し、知り合いのdjや活動の中で知り合った人から声がかかってフェスに出演することになるというケースも多く存在します。
したがってクラブdjも同様ですが横の繋がり、コミュニケーション能力が非常に重要と言えます。

フェスの規模にも依存しますが、地元のお祭り的な側面を持つイベントの場合、音に興味をもって立ち寄ってくれたお客さんでステージ周辺がクラブイベント以上に賑わうこともあります。

思わぬ盛り上がりを体験出来たり、様々なジャンルのアーティストやdjが集うイベントの場合はそこから繋がる関係があったりもします。djとして活動していく上で、強烈に記憶に残るイベントになることが意外と多いのが特徴であり、フェスdjの醍醐味です。

またスピーカーや機材など屋内のものとは勝手が違うことも多い為「野外でプレイするための知識と技術」が求められます。

トラックメーカー

上記で挙げたdjとはまた違った側面を持つのがトラックメーカー。
リリースされた楽曲の一部を切り取って、つなぎ合わせたりアレンジを加えたりして新たな楽曲を作ったり、ゼロから楽曲を作り出したりすることもあります。

基本的には前者の方が多いとされ、作曲家というよりは編曲家としての要素が強いのが特徴です。
バンドなどで活躍するdjもトラックメーカーとしての役割を持つ人が多く、楽曲制作という点において中心人物であることも多い立場です。

海外では主に「ビートメイカー」と呼ばれ、プロデューサーも兼ねている人が多いです。
近年ではソフトウェアの進化もありトラックメイキングのハードルも下がってきており、比較的簡単に挑戦できるうえに、SNSから有名になったdjも大勢います。

初心者がDJスタイルを選ぶときのポイント

まず何より重要なのが「どんな音楽ジャンルが好きか」という点です。

上で取り上げた中では自宅djはどのような音楽ジャンルでも実現できるものではあります。しかし、例えば若者がターゲットのフェスイベントで延々と往年のディスコやファンクなどを流すdjは、よほどの個性と実力がなければ求められません。

まずは自分がどんな音楽が好きなのか、みんなに紹介したい曲はどんなものなのかをしっかりと分析することで、徐々に自分のdjスタイルが定まってくると思います。

ただし、上記のどれかに絞らなければいけないというわけではありません。
普段は自宅djだけどたまにクラブでやります。というdjもいれば、クラブ中心だけどフェスやパーティでもなんでも呼んで!というdjもおり、また取り扱う音楽ジャンルも様々です。

まずは好きなジャンルで、自分の出来るところから初めていくだけで構わない。
そんな間口の広さがdjの魅力でもあります。

まだスタイルが定められない時は…

「色々あってよくわからなくなってしまった」
「自分の好みがまだ定まらない」

といった悩みを抱えてしまうこともあると思います。
けれどもdjはやってみたい。

そんな時は思い切ってやってみる。という方法をお勧めします。
身近にdjをやっている人がいるのならその人にお願いするのが一番ですが、そうではない場合もクラブで直接djに声をかけるだけで、場合によってはその数分後にはdjになることが出来ます。気を付けるのは声をかけるタイミングや声のかけ方、お願いの仕方だけの簡単な方法です。

流石にそれは勇気がいる…というのであればdjをやってみたい人が集まる初心者向けイベントなどに行ってみるという手段や、案外多いのが個人経営のカフェバーなどにdj用の機材が備えられているパターン。

そこのオーナーさんが定期的にイベントを開催していたり、現役のdjや昔djだったという方が経営されている店舗などが実は結構あり、ちょっと声をかけてみるだけで丁寧に教えてくれたり、実際にプレイさせてくれたりするケースもあります。

また機材を購入する意思もある場合は、楽器店の詳しそうな店員さんに聞いてみるというのも良いでしょう。

どのパターンにしても「声をかける」という勇気は必要になりますが、一歩踏み出せば先生付きのdjデビューを果たすことが出来るお得な方法です。

djを始めた後、クラブやフェスなどでどんどんプレイしたい!と思ったときに最も重要になるのはdjとしてのスキルや選曲センスではなく人との繋がりです。
同じdjからの誘いやクラブなどのスタッフ、オーナーさんからの声がけからイベントへの出演が決まることは多く、それを繰り返していく事でdjとしても成長し、出演するイベントの規模が大きくなったり、オファーも増えていく事になります。
そういった意味で、すでにその世界にいる人に声をかけてみるということは、先のことを考えても非常にお得な方法と言えるのです。

続くかわからないしいきなりお金を出すのはちょっと…と悩んでいる方は是非、勇気だけを握りしめてその一歩を踏み出してみては如何でしょうか。

まとめ

今回、主にdjスタイルにフォーカスを当てて説明させて頂きました。
一見複雑そうな機材を目の前に、ステージの外から眺めているだけでは何をやっているのかよくわからないと言われがちなdjですが、djになるハードルは実は高くありません。
パソコン1台があれば出来るPCDJも普及し、気軽に始めることが出来るようになりました。

人との繋がりが大事と何度か述べましたが、話したりするのはあまり得意ではないという場合も、自宅ベースでインターネットを活用して活躍するdjも少なくありません。
現代においては様々なプラットフォームを用いて、多種多様なスタイルで活躍するdjが数多く存在しています。
自分の好みや性格、音楽ジャンルややりたいことに合わせてスタイルを選んだり、お客さんのニーズに最大限の力で応えたり、時には型から外れて自由にプレイできる、それがdjの魅力です。

自身のdjとしての技術がどんどん高まっていく楽しさや、イベントでお客さんが盛り上がる様を目の当たりにした時の爽快感はなかなか他には代えがたいものがあります。
少しでも興味がある方は是非、気軽に始めてみてください。

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