Thomas Jack(トーマスジャック)とは?

「Thomas Jack(トーマスジャック)」の基本的なプロフィールや、彼が名付けた音楽ジャンルである「トロピカルハウス」についてご紹介していきます。
トロピカルハウスが好きな方であれば必ず知っておきたいアーティストですし、トロピカルハウスを知らない方でも、新しく音楽ジャンルを知れるので、ぜひ最後までお読みください。
Thomas Jack(トーマスジャック)のプロフィール・経歴
「Thomas Jack(トーマスジャック)」は、オーストラリア出身のDJ・プロデューサーで、本名は「Tom Jack Johnston(トム・ジャック・ジョンストン)」です。
オーストラリアのニューサウスウェルズ州にあるベガという田舎の酪農場で育ち、毎日朝と午後に乳牛の搾乳をしていたという経歴があります。
その後、音楽制作をする学校に通うためにシドニーに移り、プレイステーション用の楽曲アレンジゲーム「eJay(イージェイ)」を使ってダンスミュージックを作り始め、やがて本格的な楽曲制作ソフト「Ableton(エイブルトン)」に移行しました。
その後、彼は2013年に音楽SNS「SoundCloud(サウンドクラウド)」で、後にマネージャーとなる「Myles Shear(マイルズ・シャー)」の目に留まり、2013年からマイアミを拠点にリミックスやDJとして活動を行うようになりました。
「トロピカルハウス」の名づけ親
「Thomas Jack(トーマスジャック)」は「トロピカルハウス」というジャンルの名付け親として知られています。
「Zedd(ゼッド)」や「Martin Garrix(マーティン・ギャリックス)」がEDM界で大活躍し始めた2013年頃、彼は「Felix Jaehn(フェリックス・ジェーン)」や「Bakermat(ベーカーマット)」などのDJの楽曲を、ピースフルな南国サウンド風にリミックスしていきました。これがトロピカルハウスの始まりです。
トロピカルハウスとは
「トロピカルハウス」とは、ハウスミュージックのサブジャンルで、その名の通り、南国にいるかのような気分になれる穏やかな曲調が特徴です。
EDMのフェスでも度々流れることの多い人気ジャンルですが、重低音の響き渡る曲とは違って、ゆったりとした雰囲気なので、落ち着いた曲が好きな方にもおすすめです。
Thomas Jack(トーマスジャック)の人気曲

「Thomas Jack(トーマスジャック)」の人気曲を一曲ずつご紹介していきます。トロピカルハウスが好きな方であれば、どの曲もきっと気にいるでしょう。トロピカルハウスの第一人者が作る楽曲を、ぜひ堪能してください。
Rivers
【タイトル】Thomas Jack – Rivers (feat. Nico & Vinz)
「Rivers」は、2015年にリリースされたThomas Jack(トーマスジャック)のファーストシングルかつ、代表曲です。ノルウェーのヒップホップデュオ「Nico & Vinz(ニコ&ヴィンス)」とフィーチャリングしています。
ビーチで聴きたくなるような南国風のアコースティック・サウンドと、ノリノリなサビのバランスが心地よいトラックです。
Rise Up
【タイトル】Thomas Jack & Jasmine Thompson – Rise Up(Official Video)
「Rivers」に続くセカンドシングルで、イギリスの若手シンガー「Jasmine Thompson(ジャスミン・トンプソン)」とコラボした楽曲です。
夕暮れのビーチでのんびりと聴きたくなるような、落ち着いたベースと、笛のサウンドが魅力的なトラックです。
Booka Shake
【タイトル】Thomas Jack – Booka Shake(Original Mix)
癖になるようなブルージーなピアノサウンドと、男性ボーカルがマッチした一曲です。トロピカルハウスの中でも独特の雰囲気を放っているので、虜になる人も多いでしょう。ぜひ一度聴いてみてください。
Atlas Hands(Thomas Jack Remix)
【テキスト】Benjamin Francis Leftwich – Atlas Hands(Thomas Jack Remix)
アメリカのシンガーソングライター「Benjamin Francis Leftwich(ベンジャミン・フランシス・レフトウィッチ)」の楽曲を、Thomas Jack(トーマスジャック)がリミックスした一曲です。
歌声、サウンド共に穏やかで癒される一曲なので、チルアウトしたいときにおすすめです。
The Final Speech
【タイトル】Thomas Jack feat. Adrian Symes – The Final Speech(Original Mix)
1940年代のアメリカの政治風刺ドラマ「The Greaat Dictator」で、チャールズ・チャップリンが演説しているシーンに、トロピカルハウスという不思議な組み合わせの一曲です。繰り返されるピアノのフレーズとサックスの音色が独特で癖になります。
トロピカルハウスの人気曲

「Thomas Jack(トーマスジャック)」がネーミングしたトロピカルハウスで活躍するアーティストは多数います。ここでは、トロピカルハウスのおすすめ曲をいくつかご紹介していきます。合わせて知っておきましょう。
Kygo – Firestone
【タイトル】Kygo – Firestone(Official Video)ft. Conrad Sewell
トロピカルハウス界で有名なノルウェーのDJ「Kygo(カイゴ)」の代表曲です。Thomas Jack(トーマスジャック)よりも、メロディックでキャッチーサウンドが特徴的です。
Thomas Jack(トーマスジャック)が好きな方にはKygo(カイゴ)の曲もおすすめですので、こちらの記事もぜひお読みください。
Sam Feldt – Post Malone
【タイトル】Sam Feldt – Post Malone(feat. RANI) [Official Music Video]
2019年にリリースされた、オランダのDJ「Sam Feldt(サム・フェルド)」のトロピカルハウス曲です。
トロピカルハウスの穏やかさを保ちつつも、かなりポップな仕上がりになっており、万人受けしそうなサウンドでおすすめです。
Jonas Blue – I Wanna Dance
イギリスのDJ「ジョナス・ブルー(Jonas Blue)」の、トロピカル風の南国サウンドに、クールなダンスチューンが融合した一曲です。
他には類を見ない仕上がりになっているので、音楽の幅が広がること間違いなしです。ぜひ一度お聞きください。
まとめ

トロピカルハウスで活躍する「Thomas Jack(トーマスジャック)」のプロフィールや人気曲、他アーティストのトロピカルハウスの人気曲などをご紹介してきました。トロピカル・ハウスを語る上で、「Thomas Jack(トーマスジャック)」の楽曲は必聴です。