J. BALVIN(J.バルヴィン)とは

今、アメリカを中心に大ブームを巻き起こす「レゲトン」の代表的なアーティストの一人がJ. Balvin(J. バルヴィン)です。
あのBeyoncé(ビヨンセ)やSteve Aoki(スティーヴ・アオキ)も惚れたと噂のJ. バルヴィン。プロフィールや人気曲など、J. バルヴィンの魅力についてたっぷりお伝えします。
J. BALVIN(J.バルヴィン)のプロフィール
1985年5月7日、コロンビアのメデジンにて生誕しました。本名José Álvaro Osorio Balvín(ホセ・アルヴァロ・オソリオ・バルヴィン)。
幼少期よりメタリカやニルヴァーナといったロックバンドの音楽を聞いて育っており、現在にもその影響が垣間見られます。
学生時代、Daddy Yankee(ダディー・ヤンキー)というレゲトン歌手に出会い、J. バルヴィンはダディー・ヤンキーのスタイルやラップなどを真似していたそうです。
その後もラッパーなどに影響を受けつつ、メデジンの大学で学びながら音楽活動を進め、19歳の時より「J. Balvin」という芸名を付けます。
伝統的なレゲトンに比べリラックスムードのある彼の曲は評判を徐々に獲得していき、現在ではレゲトン歌手としてトップクラスの人気を誇る大物アーティストとなりました。
J. BALVIN(J.バルヴィン)の新曲

2020年1月時点での彼の新曲を聞いてみましょう。
「Morado」
【タイトル】J Balvin – Morado (Official Video)
「Colors」と名付けられた、色にまつわる一連の曲シリーズの内の一曲。「Morado」はスペイン語で紫を意味します。ミュージックビデオやシングルのアートワークも、紫色を基調としたキャッチーなものとなっています。
J. バルヴィンらしい、ゆったりとした、リラックス感のある曲です。ちなみにアートワークを手掛けたのは、あの日本を代表するアーティストの村上隆による花のモチーフです。
J. BALVIN(J.バルヴィン)のヒット曲
次に、J. バルヴィンのヒット曲についてご紹介していきます。「Morado」にみられるようなゆったりとした雰囲気や、エレクトロニカやトラップといった様々なジャンルに影響を受けた、バラエティ豊かな楽曲の数々をお楽しみください。
「Mi Gente」
【タイトル】J Balvin, Willy William – Mi Gente (Official Video)
J. バルヴィンを代表するヒット曲の一つ。DJ・プロデューサーのWilly William(ウィリー・ウィリアム)が参加した曲で、記事執筆時点でのYouTube再生回数は26億回超えのスーパーヒット曲です。
やはりこの曲でもJ. バルヴィン特有のムードが感じられ、異国の地の民族的な要素が多くありながら、すんなり聞けるこの感覚はJ. バルヴィンならではでしょう。
J. バルヴィンもこの曲が完成したときには、思わず大ヒットを確信してしまったそうです。
「Ay Vamos」
【タイトル】J. Balvin – Ay Vamos (Official Video)
こちらもYouTube再生回数16億回超えの大ヒット曲。この曲と後述する「6 AM」は、J. バルヴィンが大ヒットするきっかけとなった2曲です。
この曲もJ. バルヴィンの持ち味が存分に発揮された一曲と言えるでしょう。スペイン語の歌詞による独特な雰囲気がたまらないです。
「6 AM ft. Farruko」
【タイトル】J Balvin – 6 AM ft. Farruko (Official Video)
こちらの曲も、先ほどご紹介した「Ay Vamos」と同じくJ. バルヴィンを語る上では外せない重要な曲で、YouTube再生回数は10億回超え。
プエルトリコのシンガーソングライター、Farruko(ファルーコ)を迎えて制作された一曲。軽快なムードにより、思わず体を動かしたくなってしまいます。
「Si Tu Novio Te Deja Sola ft. Bad Bunny」
【タイトル】J Balvin – Si Tu Novio Te Deja Sola ft. Bad Bunny (Official Video)
どこかリゾート感のある、エモーショナルな曲です。プエルトリコのレゲトン歌手であるBad Bunny(バッド・バニー)が参加しています。YouTube再生回数は9億回超え。
心地のいいメロディ合わせ、日本人の感覚からすると異国情緒のある二人のボーカルの組み合わせが、なんとも不思議な魅力を感じさせられます。
「Safari ft. Pharrell Williams, BIA, Sky」
【タイトル】J Balvin – Safari ft. Pharrell Williams, BIA, Sky (Official Video)
アメリカのプロデューサー・歌手のPharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)、プエルトリコ人のラッパーであるBIA(ビア)、J. バルヴィンと交友の深いプロデューサーのSky(スカイ)が参加。
どこか妖しく、セクシーな雰囲気すら感じさせる曲。思わず世界観に引き込まれてしまいます。YouTube再生回数は8億回超え。
「Ginza」
【タイトル】J. Balvin – Ginza (Official Video)
ピコピコしたサウンドによるイントロに始まり、ノリの良い、重く弾むようなキックドラムが印象的な一曲です。タイトルの「Ginza」は東京の銀座を表しているのですが、実は変わった経緯を持っています。
instagramでこの曲のプレビュー動画を発表した際に、そのとき使ったフィルターが「ginza」という名前であり、それを投稿の名前に入れたところファンはこの曲の名前だと思ったそう。
その後J. バルヴィンが「ginza」の意味を調べたところ東京の銀座にたどり着き、ファッショナブルな地域だと知った彼は「Ginza」を曲のタイトルに決定したそうです。
また、この曲もYouTube再生回数8億回超えの大ヒット曲。本当に人気のある歌手だとわかっていただけるはずです。
「No Es Justo」
【タイトル】J. Balvin, Zion & Lennox – No Es Justo (Official Video)
こちらの曲も爽やかな雰囲気たっぷり。潮風を体いっぱいに受けるような情景が思い浮かびます。また、その雰囲気に合わせた重いキックドラムも印象的。
この曲に参加しているのは、プエルトリコ出身のレゲトンデュオのZion & Lennox(ザイオン&レノックス)です。YouTube再生回数は6億回超え。
「Bobo」
【タイトル】J Balvin – Bobo (Official Video)
こちらの曲はメロウなイントロに始まり、二段階に分厚くなって繰り出される骨太なドラムサウンドが印象的な曲です。
中盤からはより切ないムードが強くなり、J. バルヴィンのボーカルも、より切なさを演出しています。
「Bonita」
【タイトル】J. Balvin, Jowell & Randy – Bonita (Official Video)
プエルトリコのレゲトンデュオ、Jowell & Randy(ジョウェル&ランディ)とのコラボ曲です。ジョウェル&ランディの明るいボーカルとの絡みが愉快で楽しい一曲です。
また、instagramなどのSNSをモチーフとしたミュージックビデオがとても記憶に残ります。YouTube再生回数は3億回超え。
「Sigo Extrañándote」
【タイトル】J Balvin – Sigo Extrañándote (Official Video)
こちらもYouTube再生回数が3億回を超える人気曲。ヒットチャートを賑わすEDMなどからの影響を感じさせられる、ややトロピカルとも言えるサウンドが特徴。
ノリがよく、スムースながらもゆったりしていて、とても聞き心地が良い一曲ではないでしょうか。メロディもJ. バルヴィンの曲の中ではひときわメロウなものになっています。
「HUMAN LOST feat. J. Balvin」
【タイトル】HUMAN LOST feat. J. Balvin / m-flo (Main Version)
「come again」でおなじみの、日本ではお馴染みの人気グループm-floとのコラボ曲。劇場アニメ「HUMAN LOST 人間失格」の主題歌として制作されました。
メンバーの一人であるLISAはコロンビアをルーツにしていて、J. バルヴィンとの相性の良さも納得のもの。
「Mi Gente (Steve Aoki Remix)」
【タイトル】J Balvin & Willy William – Mi Gente (Steve Aoki Remix) [Official Music Video]
先ほどご紹介した、J. バルヴィンの超ヒット曲「Mi Gente」を、これまたすさまじい人気を誇るEDMプロデューサー・DJのSteve Aoki(スティーヴ・アオキ)がリミックスした一曲です。
どのシーンを切り取っても骨太なクラブサウンドで楽しませてくれ、フェスやクラブでも大人気の一曲です。
また、スティーヴ・アオキについては下記の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
J. BALVIN(J.バルヴィン)の活動を知るには
本人のTwitterやinstagram、YouTubeチャンネル、またはユニバーサル・ミュージック・ジャパンによる日本語の公式サイトをチェックすると良いでしょう。
J. BALVIN(J.バルヴィン)の来日歴

日本を代表する巨大フェスの一つ「サマーソニック」にて、2018年に初来日を果たしています。
J. BALVIN(J.バルヴィン)が次に来日するのは?

今のところ詳細な予定までは立っていませんが、m-floとのコラボを始め日本でも人気が高まっているJ. バルヴィン。いつかまた来日する可能性は非常に高いと言えるでしょう。
まとめ
今回はラテン・ポップ界、そしてレゲトン歌手を代表するスターの一人、J. Balvin(J. バルヴィン)についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
今やレゲトンはアメリカのチャートでは定番のジャンルとなりましたが、それまでに行き着くにはJ. バルヴィンの偉大な功績無しには語れないでしょう。
ラテンアメリカを代表するスーパースターJ. バルヴィン。今後の活動にも絶対に目が離せない要チェックアーティストです。