Skrillex(スクリレックス)とは?使用機材や人気曲/コラボ曲を20選!

DJ紹介

スクリレックス(Skrillex)とは

スクリレックス(Skrillex)は、アメリカの超人気EDMプロデューサー・DJです。ダブステップ(Dubstep)やブロステップ(Brostep)と呼ばれる音楽ジャンルの代表的アーティストでもあります。

プロフィール

1988年1月15日にスクリレックスはアメリカのロサンゼルスに生まれます。本名はソニー・ジョン・ムーア(Sonny John Moore)。

2004年から2007年まではアメリカのポスト・ハードコアバンド「フロム・ファースト・トゥ・ラスト(From First to Last)」のボーカルとして活動していました。2006年以降に声帯を痛めてしまい、2007年よりソロキャリアをスタートさせます。

スクリレックスの音楽性は攻撃的、過激といった言葉で表せるでしょう。ポスト・ハードコアバンドで活動していた延長線とも捉えられます。そのような攻撃的な音楽で、世界を席巻させたスクリレックスの手腕は革命的なものであります。

※ポスト・ハードコア : パンクロックをより暴力的、攻撃的にしたジャンルであるハードコアの派生ジャンルで、更に前衛的にしたもの。また、エレクトロニックミュージックのハードコア・テクノとは異なります。

「Note To Self」

From First To Last – Note To Self

【タイトル】From First To Last – Note To Self

フロム・ファースト・トゥ・ラストの代表曲。この時代のオルタナティブなスタイルは現在のスクリレックスにも受け継がれています。

経歴・受賞歴

スクリレックスが大きく注目されるきっかけとなった、2010年に発表された二枚目のEP「Scary Monsters and Nice Sprites」はビルボード・ダンス/エレクトロニック・アルバムチャート3位の大ヒット。

そして「Scary Monsters and Nice Sprites」は、2012年の第54回グラミー賞において、最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム賞と最優秀ダンス・レコーディング賞を受賞。さらに同賞では最優秀新人賞にノミネートされ、「Cinema (Skrillex Remix)」という曲で最優秀リミックス・レコーディング賞の3部門を受賞しました。

2011年に発表された四枚目のEP「Bangarang」は、ビルボード・ダンス/エレクトロニック・アルバムチャートで1位を獲得。2013年の第55回グラミー賞にて、最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム賞と最優秀ダンス・レコーディング賞を同EPで獲得します。

同賞では「Promises (Skrillex & Nero Remix)」という曲で最優秀リミックス・レコーディング賞も獲得しています。

2013年にアメリカのプロデューサー、ディプロ(Diplo)とのユニット、ジャックU(Jack Ü)を結成し、2015年にはジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)をボーカルに迎え楽曲を制作します。

2016年の第58回グラミー賞において、アルバム「Skrillex and Diplo Present Jack Ü」が最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム賞を受賞。シングル「Where Are Ü Now」も最優秀ダンス・レコーディング賞を獲得しています。

現在も様々な大物アーティストとの仕事やリミックスを手掛けながら、自身の楽曲を発表し続けています。

EDM界にとってどんな存在?

スクリレックスはダブステップに革新をもたらし、現在のEDM界への影響も計り知れないムーブメントを巻き起こしました。

ダブステップとは、リバーブの深くかかったドラムが特徴的である2ステップのこと。2ステップとは、1小節中で1拍目と3拍目でバスドラムを強調し、それ以外のパーカッションが不規則に配置されたクラブミュージックです。

さらにそのダブステップに、うねるような中高音域の強烈なベース、「ワブルベース」を用いて超攻撃的な楽曲を制作し、ブロステップというジャンルを創造したプロデューサー達の第一人者です。

スクリレックス(Skrillex)が使用している機材は?

彼も他のEDMアーティストの例に漏れずPCで音楽制作をしており、その母艦は「MacBook」。制作ソフト(DAW)は「Ableton Live」です。

使用しているソフトシンセは多岐に渡ると思われますが、代表的なものは「Native Instruments Massive」でしょう。Massiveは世界中で使われている超定番シンセで、彼のワブルベースの多くもMassiveで作られています。

ワブルベースを更に過激にするには、「iZotope Trash」などのディストーションプラグインを使っています。ディストーションは音を荒々しくするエフェクターで、ギターのギャンギャンした音を作る際にも使われます。

スクリレックス(Skrillex)の人気曲/コラボ曲20選

それでは実際に人気曲やコラボ曲を聞いてもらいたいと思います。脳みそをえぐるようなスクリレックスのワブルベースを体感してください。

人気曲

「First Of The Year (Equinox)」

Skrillex – First Of The Year (Equinox) [Official Music Video]

【タイトル】Skrillex – First Of The Year (Equinox) [Official Music Video]

2011年にリリースされたスクリレックスの代表曲の一つ。不気味なボイスサンプリングがおぞましい雰囲気を作り上げており、ワブルベースが響き渡ります。

「Rock n Roll (Will Take You to the Mountain)」

Skrillex – Rock n Roll (Will Take You to the Mountain)

【タイトル】Skrillex – Rock n Roll (Will Take You to the Mountain)

軽快でノリやすい一曲です。1小説中の表拍に4回バスドラムを配置する4つ打ちが、ワブルベースをまた違った印象に仕上げています。中盤のドロップはダブステップらしいリズムですが、スクリレックスの音を刻むセンスが光っています。

※ドロップ : 一般的に楽曲のサビに当たる部分。

「Bangarang feat. Sirah」

SKRILLEX – Bangarang feat. Sirah [Official Music Video]

【タイトル】SKRILLEX – Bangarang feat. Sirah [Official Music Video]

ユニークでキャッチーな一曲です。アメリカ人ラッパーのシラー(Sirah)を迎えて制作されました。2013年には第55回グラミー賞にて最優秀ダンス・レコーディング賞を受賞した人気曲です。

「KYOTO (FT. SIRAH)」

SKRILLEX – KYOTO (FT. SIRAH)

【タイトル】SKRILLEX – KYOTO (FT. SIRAH)

同じくラッパーのシラーが参加しています。タイトルは日本の京都から付けられています。しかし、京都らしさは二の次の攻撃的な楽曲です。

「Kai Sui」

Sonny Moore (Skrillex) – Kai Sui (Mora Japanese Version)

【タイトル】Sonny Moore (Skrillex) – Kai Sui (Mora Japanese Version)

こちらも日本にまつわる楽曲ですが、曲名は「海水」という微妙なセンス。ボーカルはスクリレックス本人で、歌詞は日本語という衝撃的な楽曲です。

「Ragga Bomb Ft. Ragga Twins」

Skrillex – Ragga Bomb Ft. Ragga Twins (Official Music Video)

【タイトル】Skrillex – Ragga Bomb Ft. Ragga Twins (Official Music Video)

MCデュオのラガ・ツインズ(Ragga Twins)をボーカルに迎えた一曲。まさに爆弾のようなベースにレゲエが接近した一曲です。

「Make It Bun Dem」

Skrillex & Damian "Jr. Gong" Marley – Make It Bun Dem [OFFICIAL VIDEO]

【タイトル】Skrillex & Damian “Jr. Gong” Marley – Make It Bun Dem [OFFICIAL VIDEO]

更にレゲエ要素の強い曲です。スクリレックスはダブステップにレゲエの要素を盛り込んだ楽曲を数多く制作しています。ダミアン・ジュニア・ゴング・マーリー(Damian “Jr. Gong” Marley)はジャマイカのレゲエDJで、父親はあのボブ・マーリー(Bob Marley)です。

「Scary Monsters And Nice Sprites」

Skrillex – Scary Monsters And Nice Sprites (Official Audio)

【タイトル】Skrillex – Scary Monsters And Nice Sprites (Official Audio)

荒々しいワブルベースと叙情的な現代ダブステップの展開は、既にこの曲で完成していました。スクリレックスの恐ろしい才能が詰まっています。

「Cinema (Skrillex Remix)」

Benny Benassi ft. Gary Go – Cinema (Skrillex Remix) (Official Video)

【タイトル】Benny Benassi ft. Gary Go – Cinema (Skrillex Remix) (Official Video)

2012年の第54回グラミー賞で最優秀リミックス・レコーディング賞を獲得した名リミックス曲。美しく感動的な曲調とドロップのワブルベースの対比が強烈な印象を残してくれます。

「Kill Everybody」

Skrillex – Kill Everybody (Official Audio)

【タイトル】Skrillex – Kill Everybody (Official Audio)

曲名からして既にスクリレックスの攻撃性全開ですが、その曲名に恥じないワブルベースが鼓膜を切り裂いてきます。

コラボ曲

「Where Are Ü Now」

Skrillex and Diplo – "Where Are Ü Now" with Justin Bieber (Official Video)

【タイトル】Skrillex and Diplo – “Where Are Ü Now” with Justin Bieber (Official Video)

スクリレックスを語る上では外せないのが、アメリカのプロデューサーであるディプロとのユニット、ジャックUです。この曲は超有名歌手のジャスティン・ビーバーを迎えて作られた一曲。2016年の第58回グラミー賞において、最優秀ダンス・レコーディング賞を獲得しました。

「Take Ü There feat. Kiesza」

Jack Ü – Take Ü There feat. Kiesza [OFFICIAL VIDEO]

【タイトル】Jack Ü – Take Ü There feat. Kiesza [OFFICIAL VIDEO]

カナダのカルガリー出身女性シンガー、カイザ(Kiesza)を迎えたジャックUの楽曲。トラップ(Trap)からの影響を非常に感じる一曲です。スクリレックスは近年、トラップにかなり接近した曲を発表する傾向があります。

「Breakn’ A Sweat」

Skrillex & The Doors – Breakn' A Sweat

【タイトル】Skrillex & The Doors – Breakn’ A Sweat

アメリカの伝説的なバンド、ザ・ドアーズ(The Doors)との異色コラボ曲。ドアーズはパンク・ロックの始祖の一人とも言われる、ジム・モリソン(Jim Morrison)のカリスマ性や過激なパフォーマンスで人気を誇ったバンドですが、憂鬱な曲調が特徴で、この曲にもその影響が反映されていると考えられます。

「Try It Out」

Skrillex & Alvin Risk – Try It Out (Official Music Video)

【タイトル】Skrillex & Alvin Risk – Try It Out (Official Music Video)

アメリカのDJ、アルビン・リスク(Alvin Risk)とのコラボ曲です。アルビン・リスクはスクリレックスの盟友で、彼とは何度かコラボをしています。そのナイスコンビネーションで、アルビン・リスクの知名度を押し上げた一曲です。

「Fuji Opener (feat. Alvin Risk)」

Skrillex – Fuji Opener (feat. Alvin Risk) [Official Audio]

【タイトル】Skrillex – Fuji Opener (feat. Alvin Risk) [Official Audio]

アルビン・リスクとのコラボ曲です。エモーショナルな曲調で、ドロップが非常に特徴的です。こちらもトラップを強く意識した楽曲ですが、彼らのオリジナリティが独特な仕上がりを見せています。

「Chicken Soup」

Skrillex & Habstrakt – Chicken Soup

【タイトル】Skrillex & Habstrakt – Chicken Soup

非常にユニークかつ気味の悪い曲で、フランス出身プロデューサーのハブストラクト(Habstrakt)とのコラボ曲です。お互いのセンスがせめぎ合っています。

「THE DEVIL’S DEN」

SKRILLEX & WOLFGANG GARTNER – THE DEVIL'S DEN

【タイトル】SKRILLEX & WOLFGANG GARTNER – THE DEVIL’S DEN

アメリカのプロデューサー、ウルフギャング・ガートナー(WOLFGANG GARTNER)とのコラボ曲です。楽曲の構成が独創的かつワブルベースの音作りが凄まじい楽曲に仕上がっています。

「AGEN WIDA」

JOYRYDE & Skrillex – AGEN WIDA [Official Audio]

【タイトル】JOYRYDE & Skrillex – AGEN WIDA [Official Audio]

イギリスの人気プロデューサー、ジョイライド(JOYRYDE)とのコラボ曲です。ブロステップだけでない、スクリレックスの確かな実力とジョイライドのハイセンスが光る一曲です。

「Purple Lamborghini」

Skrillex & Rick Ross – Purple Lamborghini [Official Video]

【タイトル】Skrillex & Rick Ross – Purple Lamborghini [Official Video]

アメリカのラッパー、リック・ロス(Rick Ross)がラップを務める、非常にトラップ寄りな一曲。このギラギラ感を演出できる、スクリレックスの幅広い手腕には驚かされます。

「Summit (feat. Ellie Goulding)」

Skrillex – Summit (feat. Ellie Goulding) [Video by Pilerats]

【タイトル】Skrillex – Summit (feat. Ellie Goulding) [Video by Pilerats]

イギリスのシンガーソングライター、エリー・ゴールディング(Ellie Goulding)とのコラボ曲。美しいメロディと雰囲気がたまらない名曲です。やはりスクリレックスは素晴らしい才能を持っていると痛感します。

スクリレックス(Skrillex)にまつわる噂

Scary Monsters and Nice Spritesが蚊よけになる

スクリレックスが頭角を表した名曲「Scary Monsters and Nice Sprites」ですが、健康に関する国際ジャーナル「アクタ・トロピカ」の研究結果によると、この楽曲はなんと蚊を寄せ付けない音が発せられていると報告しています。

研究によるとメスの蚊はこの曲を楽しむような状態になり、通常よりも人間を刺すことが無くなったそうです。さらには交尾の回数も極端に減少したとのこと。

この実験でスクリレックスの曲が使われた理由は、高周波数と低周波数の両方が極端に使われているため。虫は低周波に反応すると生殖活動が活発になり、雑音は蚊が発信する信号を乱す効果があるそうです。

宇多田ヒカルのファン

スクウェア・エニックスの人気ゲーム、キングダムハーツの主題歌になり、その異色のコラボが話題となったスクリレックス&宇多田ヒカルの「Face My Fears」。

「Face My Fears」

Hikaru Utada & Skrillex – Face My Fears [Official Video]

【タイトル】Hikaru Utada & Skrillex – Face My Fears [Official Video]

実はスクリレックス、2011年に宇多田ヒカルのアルバム「ULTRA BLUE」が好きだということをTwitterで呟いていました。

翌年にドイツのフェスティバルの楽屋で、宇多田ヒカルがスクリレックスに声をかけ交友関係が始まったそうです。

キングダムハーツについても、スクリレックスは最初の2作を青年時代にプレイしており、特に音楽について象徴的だと語っています。

スクリレックス(Skrillex)の来日予定

2019年5月11日に来日していますが2019年11月現在今後の来日予定はありません。公式サイトで動向をチェックすることができますので、気になる方はチェックしてみてください。TOUR DATES

まとめ

今回は超人気プロデューサー、スクリレックス(Skrillex)についてご紹介しました。

ブロステップムーブメントの第一人者で、今なお新たな一面を見せながらトップアーティストとして活躍するスクリレックス。新人から大御所まで、幅広いプロデューサー達とコラボをし、その存在感をアピールしています。

トラップ寄りのサウンドなど、変化を続ける彼の新たな一歩にこれからも期待しましょう。

また、スクリレックス以外にもダブステップやブロステップシーンで活躍するプロデューサーは大勢います。個性豊かな面々や、ダブステップの歴史について解説していますのでこちらも合わせてお読みください。

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