世界の人気DJ15組を徹底紹介!

EDMシーンにおいては若手が続々と台頭しており、才能あふれるDJは年齢関係なく積極的に採用されています。
レジェンドと評されるDJも、新たな才能を評価していくオープンなシーンをサポートしており、EDMの音楽性もまた時代と共に変容してきています。
アッパーな4つ打ちだけではなく、ディープなトラップやグリッチホップなどとも融合しながらEDMを取り巻くシーンは刻一刻と進化を遂げています。
そんな旬なEDM音楽の「DJ」と「おすすめ楽曲」を紹介していきます。
REZZ
カナダ出身の女性DJ REZZ(レズ)は独特のダークサウンドを武器に、サイケデリックな世界観を構築しているEDM界の期待のホープです。
多くの専門誌で高評価アーティストとして取り上げられており、大物テクノDJやEDMのパイオニアからも一目を置かれる存在となっています。
22歳というまだまだ若手ながらコラボレーション楽曲などにも挑戦することで着実に知名度を伸ばしています。
REZZのおすすめ楽曲
REZZ – Edge
奇怪で不可思議な音色のエレクトロサウンドからミッドテンポの4つ打ちが特徴的なナンバーです。
REZZ自身も一番自分を表現できているという楽曲となっており、全体には深みがありながらもどこか無機質な世界観がダンサブルに躍動する新鋭EDM曲です。
Alison Wonderland
オーストラリア出身の女性DJ Alison Wonderlandは、明るいポップスサウンドとトラップを融合させたスタイルの音楽性で注目を集めています。
元々チェロを演奏していたことでメロディーセンスが磨かれていることもありながらも、透明感のあるボーカルについても魅力的となっており、聴きやすく踊りやすい楽曲を提供してくれます。
Alison Wonderlandのおすすめ楽曲
Alison Wonderland – Run
伸びやかなボーカルとディープなトラップサウンドがEDMとフューチャーベースを交差させるような近未来的な世界観で魅せてくれます。
自身を代表する楽曲となっており、ビルボードのダンスチャートにおいて1位となったことで更に知名度を広げました。
DJ SNAKE
DJ SNAKEはフランス生まれのDJとして、ジャスティンビーバーやレディーガガなど数多くの大物アーティストをプロデュースし、一躍世界に名が知れ渡りました。
レゲエやヒップホップの要素をいち早く取り入れながら、エレクトロやトラップのスタイルへと落とし込むサウンドは常に時代の最先端を進んでおり、流行に敏感な層から不動の人気を築いています。
DJ SNAKEのおすすめ楽曲
DJ SNAKE – Taki Taki ft. Selena Gomez, Ozuna, Cardi B
それぞれがシーンのトップを行く3アーティストをボーカルに迎え、レゲエのリズム感と和笛のサンプリングが特徴的なエレクトロダンスミュージックです。
スムースで耳なじみの良いメロディーが流行しており、動画再生回数も11億回を越える人気を博しています。
Jordan Jay
Jordan Jayはオランダ出身、22歳の男性DJ兼プロデューサーです。
スタイルとしてはフューチャーハウスやベースミュージックを基盤とした爽快感のあるEDMで、大型レーベルの期待の新人として注目を集めています。
アップリフティングな音楽性が持ち味となっており、スムースなボーカルを駆使したパワフルさは若手ならではの勢いがあります。
Jordan Jayのおすすめ楽曲
Jordan Jay – Love For You
心地の良いボーカルから幕の明けるハイテクなフューチャーサウンドとベースミュージックを踏襲したエネルギッシュな楽器使いがアッパーに盛り上げてくれる一曲です。
高い完成度によってフェスにも対応する疾走感溢れる作品へと昇華されています。
FISHER
オーストラリア出身のFISHERはプロサーファーとしての顔も持つDJ、プロデューサーです。
硬派ながらもフェス向きなテックハウスを主体としたスタイルで、ミニマルシーンにおいても一目置かれており、クラブの聖地イビサにおいて楽曲が注目されたことで人気に火がつきました。
DJ経験が長いこともあり安定感のあるDJプレイが持ち味となっています。
FISHERのおすすめ楽曲
FISHER – Losing It
独特のズレのあるドラムが一定ながらも不思議なグルーヴを放っているハウスミュージックで、グラミー賞においても最優秀ダンスレコード部門へとノミネートを果たすなどのヒットを記録した作品です。
最小限のボーカルサンプルと奇怪なベースラインがフレッシュなサウンドを演出しています。
Jan Level
オランダ出身の奇才DJ、プロデューサーJan Levelは、ハッピーハードコアのミュージックスタイルをフューチャーベースサウンドと融合させるスタイルで注目を集めています。
覆面アーティストとしても知られており、ガバミュージックの周辺からも楽曲をプレイされるなど、気鋭のクリエイターとして注目されています。
Jan Levelのおすすめ楽曲
Jan Level – World Peace
ハードコアミュージックの特徴でもあるガバキックやクラップのサウンド感を基調にしたハッピー系のメロディーがより先進的なサウンドで表現された一曲です。
ディープなサウンドを主体としたレーベルbitbirdからのリリースとしては異色であったため特に注目を集めました。
BeauDamian
オランダ出身のDJ兼プロデューサーのBeauDamianは元プロサッカー選手という経歴を持つ新鋭アーティストです。
親日家ということもあり、ロゴやジャケットにおいても日本産のものが登場するなどの特徴があります。
フューチャーベースやフューチャーR&Bに代表されるメロディアスなサウンドが持ち味のハイクオリティーなサウンドを提供してくれます。
BeauDamianのおすすめ楽曲
BeauDamian – We Get Lost (ft. Belle Doron)
R&B色の強さの残るトラップビート、フューチャーベースのサウンドキットに特化したスタイリッシュなEDMで耳なじみの良い作品となっています。
アジアンテイストなメロディーラインにも定評があり、ソウルミュージックやジャズに親しんできたバックボーンを感じる仕上がりとなっています。
Osrin
スウェーデン出身の若手DJ、プロデューサーであるOsrinは、EDM界のレジェンドDJでもあるMartin Garrixが「2018年に最もブレイクしたアーティスト」として名前を挙げられたことで世界的な知名度を獲得しました。
繊細なボーカルチョップやメロディアスなハウスサウンドが幻想的な世界観を生み出しています。
Osrinのおすすめ楽曲
Osrin – Answer (ft. Frisell)
ピッチアップしたキュートなボーカルサンプルがランダムに配されたフューチャーハウストラックで、煌びやかな世界観を描き出した作品です。
新しい着眼点の光る浮遊感あるトラックメイキングでこれまでのEDMとは一線を画したドリーミーなムードを演出しています。
Holy Goof
イギリス出身のHoly GoofはDJ Awards For Best BassにもノミネートされたDJ、プロデューサーです。
UK Basslineを中心とした音楽スタイルを軸に、ガラージのテイストも織り交ぜたスムースながらも低音の太いサウンドが武器となっています。
名門ミュージックブランドUKFからのプッシュもあり注目されています。
Holy Goofのおすすめ楽曲
Holy Goof – Eyes On You
タイトなベースハウスを基調としたトラックにアップリフティングなボーカルフレーズが特徴的な作品です。
管楽器をレイブ音楽へ寄せており、ディスコ期を彷彿とさせるパーティー仕様の楽曲となっています。
UKサウンドのストイックさと安定感のある流れがベースライン界隈で数多くプレイされています。
Dyro
オランダ出身のDJ、プロデューサーであるDyroはHardwellからの応援もあり、世界的な知名度を高めました。
プログレッシブハウスを主体としたスタイルながらも近年はBPMを下げたミッドテンポの楽曲も手がけています。
基本的にはエネルギッシュなシンセが特徴の、これぞEDMという王道サウンドを構築している存在でもあります。
Dyroのおすすめ楽曲
Dyro & Dannic – Radical
EDMの基礎でもあるフェス向きのプログレハウス、エレクトロチューンと、パーティー向きの派手な音作りで、抜群に盛り上がる方向性の楽曲となっています。
洗練されたベースラインやメロディーラインはスピーカーの限界まで詰め込まれた音鳴りでテンションを高めてくれます。
Robin Schulz
ドイツ出身のDJ、プロデューサーでもあるRobin Schulzはギターサウンドを得意としたトロピカルハウス、ディープハウスを主体とした音楽性で人気を博しています。
スムースで優しさのある楽曲のテイストがボーカルを後押しする作風でULTRA JAPANの出演も果たしました。
メロディアスさと南国テイストが持ち味のアーティストです。
Robin Schulzのおすすめ楽曲
Robin Schulz – Sugar (feat. Francesco Yates)
哀愁漂うギターリフにディープなハウストラックに、2000年代初頭にヒットしたbaby bashのsuga sugaをサンプリングしたボーカルがマッチしたスムースなEDMです。
動画再生回数も4億回を超える人気曲となっており心地よく穏やかに聴くことのできるダンスミュージックとなっています。
Curbi
イギリス出身の10代若手プロデューサーであり、OptionAvailableのメンバーでもあるのがCurbi(カービ)です。
プログレッシブやEDMの基盤に彼独自のユニークさを詰め込んだオリジナリティーを武器としており、スタンダードながらも不思議な音色作りで一目置かれる存在となりました。
大手EDMレーベルSpinnin’ Recordsのプッシュアーティストとして若くして成功しています。
Curbiのおすすめ楽曲
Curbi – Rubber
ゲームミュージックを彷彿とさせるイントロから一気にヘビーなベースラインへと変遷するEDMの鉄板でもある展開を用いながらも、メロディーラインの美麗さと音色の不可思議さで独自性の高い作品となっています。
レイバーやコアなEDMファンにもアプローチできるグルーヴ感の良さで異質の存在感を放っています。
Slushii
アメリカ出身のSlushii(スラッシー)は、ジャージークラブやトラップを基軸にメロディアスなトラックを展開するDJ、プロデューサーです。
ドリンクのSlushieを文字ったネーミングで、奇抜さとポップさを含んだキャラクターを演出しています。
Marshmmelloと同じRed Light Managementに所属しているアーティストです。
Slushiiのおすすめ楽曲
Slushii – Never Let You Go (feat. Sofia Reyes)
メロウなR&Bのプロデュースにおいてもしっかり魅せるトラックで、完成度の高いフューチャーEDMへと仕上がっています。
ハイクオリティーなトラップサウンドや空間の広がりを感じるサウンド構築はプロ仕様となっており、モチーフロゴやMVなどからもこだわりの強さを感じる作品となっています。
Breathe Carolina
Breathe Carolinaはアメリカ出身のEDMユニットであり、ロック系バンドからの転身を遂げた異色の存在です。
アメリカにおいてはクランクコアに分類されるスタイルで、バンドからのハードコアなサウンドをダンスミュージックに落とし込んだ、プログレッシブでビッグルーム向きな音楽性が持ち味。
最近は、ダウナーなチルダンスも得意としています。
Breathe Carolinaのおすすめ楽曲
Breathe Carolina – Sellouts (Feat. Danny Worsnop)
ドラムンベースやロックを軸としたトラック展開ながら、EDMの形態へと落とし込んだギミックの効いた楽曲です。
哀愁ボーカルからシャウトへの変遷、トラップビートなど、まさにバンドを通過したEDMサウンドとしてのハイレベルな作品となっています。
Seven Lions
アメリカ出身のSeven Lionsはトランス、ダブステップをミックスしたスタイルで人気を集めているDJ、プロデューサーです。
パフォーマンスにも注目されており、DJライブにおいても異様な盛り上がりを魅せるなどの一面があります。
ヒットする前はテックハウスやプログレッシブハウスも手がけており、EDMのあらゆるジャンルを網羅しているアーティストでもあります。
Seven Lionsのおすすめ楽曲
Seven Lions feat. Kerli – Worlds Apart
美麗でトランシーなシンセサイザーとダブステップビートが絶妙に絡み合った力強さで、フィーチャーしているKerliのボーカルを引き立てています。
ソウルフルで幻想的で感動を誘う作品の仕上がりとなっており、EDMの奥深さを感じるような内容となっています。
まとめ
一言にEDMと言ってもたくさんのジャンルがあり、個々によって様々なスタイルが存在します。
若年層アーティストの生み出す柔軟なサウンドが、寛容にシーンで受け入れられていることもEDMが進化し続けていくキーとなるでしょう。
ぜひ今回ご紹介したDJのライブや楽曲で、海外の最先端の音楽に触れてみてはいかがでしょうか。