世界的に活躍し、フィメールDJのアイコンとなるほどの高い人気を集めているalison wonderland(アリソン ワンダーランド)。
大型のフェスティバルや世界各地のクラブイベントを中心に数多くのパーティーに出演し、毎週のようにクラブを盛り上げています。
今回はそんな彼女のこれまでの経歴や出演イベント、おすすめ楽曲について紹介していきます。
alison wonderland(アリソン ワンダーランド)とは?
アリソンワンダーランドは元々引っ込み思案な性格でしたが、音楽的な才能を開花させることによってパーティーを積極的に盛り上げるパワフルさを身につけました。
ダイナミックなDJパフォーマンスと、エネルギッシュな選曲で瞬く間に人気を集め、現在ではフィメールDJを代表する存在まで上り詰めています。
またアーティストとしても楽曲をリリースし、多くのDJによってプレイされるなど制作面においてもセンスを発揮している本格派です。
そんな彼女のプロフィールについて紹介していきます。
alison wonderland(アリソン ワンダーランド)の本名
アリソンワンダーランドは本名はAlexandra Sholerです。
姓のAlexandra(アレクサンドラ)は、Alex(アレックス)と略称されることもあります。
また不思議の国のアリスを意識した名前ではありますが、本人はあまり好きではないと語っています。
alison wonderland(アリソン ワンダーランド)の生年月日
アリソンワンダーランドは1986年9月27日生まれで、現在32歳のアーティスト/DJです。
比較的年齢層の広くなってきたDJ界においては、中堅に当たる年齢となっています。
見た目では年齢以上に若く見られることが多くなっています。
alison wonderland(アリソン ワンダーランド)の出身地
アリソンワンダーランドの出身地はオーストラリア、ニューサウスウェールズ州のシドニーです。
同郷オーストラリア出身のDJとしてWill Sparks、Timmy Trumpet、NERVOなどが活躍しています。
alison wonderland(アリソン ワンダーランド)の学歴
アリソンワンダーランドは幼少期の頃から音楽学校に通い、クラシック音楽を学んでいました。
ジュニアオーケストラに所属し、チェロ奏者としてプロを目指してチェリストとして音楽活動を行っていた経歴を持っています。
alison wonderland(アリソン ワンダーランド)の活動期間
アリソンワンダーランドが現在のようなエレクトロニックミュージックに興味を持つのが2006年頃です。
2013年にメジャーデビューを果たして以降、現在でも第一線で活動を続けているDJ/アーティストとなります。
かわいいのにダイナミックなDJプレイが話題!
アリソンワンダーランドの魅力は、キュートな容姿とは裏腹に力強くダイナミックなDJプレイを披露する点です。
重厚感のあるトラックを用いたビート系トラックで男性的なパワーを演出し、徐々に繊細でポップなボーカルトラックへと繋げていく流れでジェンダーレスな音楽性を打ち出しています。
女性だから、という偏見を取り除いてアリソンワンダーランドという一人のアーティストとして音楽に触れて欲しい、という思いが強い点にも注目です。
本人は女性であるからという意識ではなく、自然体でプレイを行っている結果、現在のようなフェスにもマッチするスタイルを生み出しました。
子供時代はクラシック音楽に触れる
幼少期の頃からクラシック音楽に触れ、チェロを主に演奏を行っていました。
「周囲のいうことに従うだけの毎日に嫌気がさした」というアリソンンワンダーランドは反抗期を迎え、クラシック音楽とは違った音楽を求めるようになります。
オルタナティブなサウンドを追い求めて、ヒップホップを中心にクラブ系の音楽に興味を持つようになったのがこの頃です。
現在ではクラシック音楽と絶縁していますが、電子チェロの演奏は続けています。
音楽に目覚めたキッカケはKnifeの「Silent Shout」
アリソンワンダーランドが電子音楽に目覚めたきっかけとなったのが、たまたま足を運んだクラブで流れていたThe Knifeの「Silent Shout」を聴いたことです。
シンセポップやミニマルテクノ、アンビエント系のアーティストThe Knifeの当該楽曲はを聴いた彼女は、パソコン1台でもこのような素晴らしい音楽が作れることに感動します。
このような経験がプロデューサー、DJとして志すようになる発端となりました。
ジャンルレスな音楽で活躍中
EDMという枠組みに縛られることを嫌うアリソンワンダーランドは、これまでの主流であったハウスビートとは違ったトラップやヒップホップを中心にDJセットを組む事が多いです。
また制作する楽曲においてもトラップやフューチャーベースを主体としながらもポップな楽曲性で、流行のビート感と自身の世界観を大事にしたスタイルを貫いています。
幼少期より培ってきた自由な音楽性が現在でも継続されており、ジャンルレスなDJとしてあらゆるイベントで活躍を行っています。
ヴォーカルや作詞も手掛けるマルチな才能
アリソンワンダーランドはトラックメイクだけでなく、ヴォーカルや作詞についても自身で行うなどマルチな才能を発揮しています。
救われない恋愛の葛藤した様子などを描いた歌詞は、彼女のダークな側面を反映しながらも深さのある表現となっており、女性からも高い支持を獲得するほどの人気です。
また持ち前のハスキーボイスは自身の製作するヘビーなトラックにも馴染み、当初は緊張していたレコーディングも現在では自信を持って行えるようになったと語っています。
alison wonderlandはDJ界のファッションアイコン!
アリソンワンダーランドはDJ界を代表するファッショニスタとしても有名です。
フェスティバルコードなどがアップされると多くのファンが参考にするなどの人気を集めており、SNS上でもオーバーサイズのTシャツを中心としたコーディネートを掲載しています。
70年代風のファッションテイストや、ロック、スポーツなどのテイストをミックスし、タイダイ柄やネオンカラーなどを好む傾向があるのが特徴的です。
またファッションブランドとコラボしてパーカーやグッズなどのアイテムを製作、ブランドモデルとしても活躍するなども行っています。
adidasのTシャツがトレードマーク
アリソンワンダーランドのトレードマークとも言えるのが、オーバーサイズのadidasのTシャツです。
DJシーンで活動を始めた頃から続けている点で、70年代ファッションやスポーツのテイストにマッチさせるためにadidasをチョイスし、色違いでよく着用していることでも有名となっています。
またヴィンテージやレアなTシャツを収集することを趣味としており、リフレッシュの意味合いも兼ねて様々なTシャツを探して出してはコーデを掲載しています。
オーバーサイズを選ぶ理由
オーバーサイズのTシャツを選択するのには理由があり、フィメールDJという目線で見て欲しくないという点が大きな理由です。
大きなTシャツを着用することによって、気持ち的に男性DJと肩を並べて対等なアーティストとして評価されたいという思いがあります。
偏見を取り払って、フラットな状態で音楽を楽しんで欲しいという思いで、イベント出演の際はドレッシーなスタイルではなく、スポーティーでカジュアルなTシャツをチョイスしています。
「#F21 x Pepsi」のモデルにも大抜擢
若者向けのファストファッションブランドとして世界的にも人気の高いForever 21と、炭酸飲料として馴染みの深いPepsiがコラボした「#F21 x Pepsi」。
このコラボのモデルとしてアリソンワンダーランドが起用されました。
フェスシーズンに向けたカラフルなTシャツなどが並ぶコレクションで、彼女自身が好むタイダイ柄のTシャツもありキャラクターにもマッチした内容として話題を集めました。
また同コレクションのTシャツを着用してイベントにも出演しています。
アリソンのファッションはインスタでチェック!
アリソンワンダーランドはインスタグラムで主に自身のファッションコーディネートを掲載しています。
Tシャツを中心としたコーディネートで、オフショットからパーティースナップ、しっかり撮影されたものまで、様々な表情を楽しむ事が出来るので是非チェックしてみてください。
alison wonderland 公式Instagramアカウント
https://www.instagram.com/alisonwonderland/
シャツやグッズはどこで買える?
アリソンワンダーランドの公式グッズは自身のオフィシャルサイトでも販売を行っています。
人気が高いためすぐに売り切れとなりますので、情報を確認次第購入することが重要です。
Tシャツやパーカー、マスクなどのフェスアイテムを主に取り扱っています。
alison wonderland 公式サイト
https://alisonwonderland.com/
2013年「Get Ready」でメジャーデビュー!
アリソンワンダーランドは2013年にシングル「Get Ready」をリリースしたことでメジャーデビューを果たしました。
当時最先端のスワッグのノリを取り入れたトラップ系サウンドを取り入れ、フィメールラップをフィーチャーしたクールなヒップホップ楽曲です。
MVでは自身の好きなメタル系のビジュアルを用いながら、ブレイクダンスやスケートボードなどのストリートカルチャーを織り交ぜるなどハードコアな雰囲気が特徴的な作品となりました。
王道のEDMサウンドとは全く違う方向性で打ち出された楽曲となっており、異質な存在感を放っています。
2015年のアルバム「Run」が大ヒット!
2015年にリリースしたアルバム「Run」が世界中で大ヒットを記録しました。
オーストラリアの権威ある賞「ARIA Music Award for Best Dance Relaase」にもノミネートされ、本アルバムのヒットによってダンスミュージックファンからの知名度が高まることとなります。
エモーショナルな歌詞を主体としたボーカルアプローチに、トラップを軸に様々なジャンルのテイストを織り込んだ楽曲性が魅力的なアルバムに仕上がりました。
リリースはストリップクラブでパーティを開催
デビューアルバム「Run」のリリースパーティーは、記念企画としてストリップクラブで開催されました。
多くのストリッパーに囲まれながらDJプレイを披露するというパーティーで、これまでの常識という型を破っていく彼女らしい企画で大盛況となりました。
アリソン自身はクルーとともに出演イベントを終えてからストリップクラブに行ってプライベートなアフターパーティーを開くことがよくあり、そこから着想を得たと語っています。
2017年にDJMag100にランクイン
2017年に最も権威のあるDJランキング、「DJ Mag Top 100s」にランクインしました。
世界中の人気DJが並ぶ中で初登場89位ということで、ブッキングも増加するなどこれからの活動にも拍車がかかるようになります。
自身はインスタグラム内で「こういったランキングに入れると思ってなかった。嬉しいし投票してくれたことに感謝している。しかし本当のアーティストの価値はランキングでは分からない」と投稿しています。
各方面のビッグパーティにひっぱりだこ!
アリソンワンダーランドは現在も多くのDJスケジュールを抱える人気DJとなっており、毎週のように世界各地を巡る活動が特徴的です。
特に野外フェスティバルでも人気が高く、世界の三大野外フェスティバルUltra、Tomorrowland、EDCにも出演を果たしています。
パーティーによってはハウスセットを披露することもあり、DJの選曲面においても自由なアートフォームは健在です。
今後もフランスやアメリカでのビッグパーティーへの出演が決定しており、まさにひっぱりだこと言われる破竹の人気でシーンを席巻しています。
2年連続でEDC Japanに出演
日本の大型野外フェスティバルとして人気の高いEDC Japanにも2018年、2019年と2年連続で出演を果たしています。
5月の中旬に幕張海浜公園で開催されているイベントで、2018年での成功も影響しての連続起用となりました。
2018年では大雨の中でのDJプレイとなるなど、波乱の幕開けとなりましたがその日のトリで次の出番で控えていたDiploにも賞賛されるなど、パワフルなパフォーマンスで会場を盛り上げました。
alison wonderland(アリソン ワンダーランド)の代表曲
アリソンワンダーランドのプロフィールや経歴について紹介していきました。
ヒップホップやトラップなどにも精通し、EDMシーンに新たなムーブメントを巻き起こしている張本人としてハードコアなスタイルを貫いている点が魅力的です。
そんな彼女がプロデュースを行っている楽曲について、特に代表的な楽曲を紹介していきます。
I Want U
アリソンワンダーランドの世界観を代表する楽曲です。
突き抜けるようなボーカル、ポップさのあるトラップサウンドが、EDM特有のドロップを起用した展開でクラブミュージックとしてもハイレベルな作品となっています。
Run
メロディアスでスローテンポながら高揚感のあるトラックが特徴的な大ヒット曲です。
自身のパワフルなボーカルも魅力的で、デビューアルバムのタイトル曲としても人気の高いアリソンワンダーランド初期の頃の傑作となります。
Church
これまでの作風とは違った荘厳でポップな雰囲気が魅力的な、教会をテーマに作られた楽曲です。
2018年リリースのアルバムに収録されており、チルウェーブなどダウナーな路線の流行にもマッチする楽曲となっています。
High feat. Trippie Redd
スモーキーな雰囲気が特徴的で、ハードコアなリリックアプローチでも人気となっているトラップ楽曲です。
youtubeでは1600万回再生を超える人気楽曲となっており、斬新なドロップとボーカル主体の展開が新鮮な空気感を演出しています。
Peace
2019年リリースの新曲です。
突き抜けるような力強いボーカルとドリーミーなトラックアプローチとなっており、大人でも楽しめるようなポップながらも優しさのあるテイストの作品に仕上がっている楽曲となっています。
alison wonderland(アリソン ワンダーランド)の販売した楽曲一覧
シングル
Get Ready (2013) feat. Fishing
I Want U (2014) [ARIA CHARTS : Platinum]
Cold (2014)
U Don’t Know (2015) feat. Wayne Coyne [ARIA MUSIC AWARDS BEST VIDEO]
Run (2015) [ARIA MUSIC AWARDS BEST DANCE RELEASE]
Games (2015)
Messiah (2016) feat. M-Phazes
Happy Place (2017)
Church (2018) [ARIA CHARTS : Gold]
No (2018)
High (2018) feat. Trippie Redd
Easy (2018)
Lost My Mind (2019) with Dillon Francis
Peace (2019)
アルバム
Run (2015)
Awake (2018) [ARIA MUSIC AWARDS BEST DANCE RELEASE]
(EP)
Calm Down (2014)
alison wonderland(アリソン ワンダーランド)の来日情報
アリソンワンダーランドは2019年にも来日してイベント出演を行っており、今後も来日が期待されるアーティストです。
そんな彼女の来歴や今後の出演情報についてもチェックしていきます。
今後の出演情報
アリソンワンダーランドは現在日本での公演は確定していません。
今後Ultra Koreaや、フランス、アメリカでのイベントには出演予定があります。
最新の情報については、
alison wonderland 公式サイト
https://alisonwonderland.com/
iFlyer alison wonderland ページ
https://iflyer.tv/AlisonWonderland/
alison wonderland twitterアカウント
https://twitter.com/awonderland
などから確認することができます。
2018年までの出演情報
2018年5月13日「EDC Japan 2018」@Zozo Marine Stadium, Chiba
2018年11月30日「Alison Wonderland Awake Tour」@World, Kyoto
2018年12月1日「Alison Wonderland Awake Tour」@Plus, Tokyo
まとめ
今回はパワフルなヴォーカル、ファッション、ジャンルレスなDJプレイと多彩な魅力を持つアーティスト、アリソンワンダーランドについて紹介していきましたがいかがだったでしょうか。
2019年以降も精力的にリリースを行っており、今後さらに進化したスタイルで活躍を遂げて行くことが期待できる存在として目が離せなくなっています。