現在若手DJの中でも特に世間からの注目を集めている「DJ moe」をご存知でしょうか。
世界の大型野外フェスティバルに出演を果たすなどの快進撃を続けており、トラックメイカーやラジオパーソナリティーも務めるなど多岐に渡る活動を続けています。
今回はそんな「DJ moe」について、これまでの経歴や楽曲情報について紹介していきます。
DJ moeとは?
DJ moeは卓越したDJの技術だけではなく、ファッションやライフスタイルまで注目されている若手注目株のアーティストです。
EDMシーンやクラブシーンでは名の知れた存在でしたが、Youtubeチャンネル「ニート東京」への出演を期にファン層を拡大しました。
そんなDJ moeのプロフィールについて迫っていきます。
DJ moeの本名
DJ moeの本名については現在まで非公表となっています。
「もえ」という名前をアーティスト名義で使っていることが推定され、マツモトノミックスという自身のミックスショウや、Twitterアカウントmtmtのアナグラムから姓がまつもとであると推測されています。
推測の域ではありますが、本名はまつもともえである可能性は高いです。
DJ moeの生年月日
DJ moeの生年月日は1997年1月23日で、2019年現在で22歳になるアーティストです。
彼女の年齢の若さに対して大きなステージを経験していること、既にプロと遜色のないキャリアを実現させていることでも注目されています。
またあらゆる最年少記録を更新してきたことでも高い評価を受けるきっかけとなりました。
DJ moeの出身地
DJ moeの出身地は東京です。
地元東京のクラブイベントなども多数出演し、着実に実力を付けていました。
また若くしてロサンゼルスに拠点を移すなど、その本格的な活動でもシーンを賑わせています。
出身や拠点にこだわらず、既に中国、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、クアラルンプールなど世界のイベントに出演するなどの活躍の幅も魅力です。
DJ moeの学歴
DJ moeは高校1年生の時に初めてターンテーブルを触った事をインタビューで語っており、学歴としても高校には通っていたことになります。
中学生時代にはやりたいことが見つからず、不登校を経験するなどの出来事もありましたが高校入学以降はDJを志す夢を持っています。
また18歳頃の時期より拠点をロサンゼルスに移しており、本格的な音楽活動をスタートさせています。
DJ moeの活動期間
DJ moeが音楽に興味を持ちキャリアをスタートさせたのが2012年頃になります。
2015年には、日本のテクノシーンを牽引してきたKen Ishiiなどが出演するイベントに大抜擢され、以来大型フェスに呼ばれるほどに急成長を遂げました。
およそ七年の間に取り巻く環境が激変するほどの人気で、今後も更なる飛躍が期待されるアーティストとして注目されています。
DJ moeのレーベル
DJ moeはスターミュージックエンターテインメント株式会社の所属アーティストです。
楽曲に関しても当該株式会社からのリリースを行っており、レーベル経営、東京を拠点としたアーティストマネジメントなどを手掛けています。
パーティーDJなども多数所属しており、イベントの運営やレポートなども行っている企業兼レーベルです。
2016年「ULTRA JAPAN」に最年少で出演した実力派DJ!
2016年に開催された日本最大級のEDMフェスティバル「ULTRA JAPAN」で、史上最年少の19歳という年齢で出演を果たしました。
ULTRAを統括しているマネージャーに出会った際にミックステープを渡したことが出演のきっかけとなったと語っており、実力派DJとしても認められています。
また日本の他の大型フェスティバルや、他国のフェスティバルなどでも最年少記録を塗り替えるなど若年世代の代表として輝かしい実績を築き上げました。
続けて「electrox 2017」「ULTRA EUROPE 2017」にも最年少で出演!
Yellow Claw、Diploといった名だたるEDMシーンのレジェンドも出演している、「electrox 2017」においてもDJ moeが最年少出演を果たしました。
フロアも抜群の盛り上がりで、アフタームービーも公開されています。
またクラブミュージックの本場でもある「ULTRA EUROPE 2017」でも最年少出演を果たし、世界でも活躍できるDJとして名乗りをあげます。
20歳という年齢ながら堂々と世界を相手に通用するDJとして、シーンでも話題の存在となりました。
18歳で「Audio Tokyo Electronic Music Festival」に出演
18歳の頃に次世代を担うDJとして売り出されたDJ moeは「Audio Tokyo Electronic Music Festival」に出演を果たしました。
当イベントは晴海客船ターミナル東京というロケーションで開催されるビッグパーティーで、多くの大御所DJも出演することで有名です。
Dusty KidやVitalicといった海外勢との共演も果たし、このイベントをきっかけに多くの海外アーティストともコラボレーションを行って行きます。
拠点をLAに移してEGLとタッグを組む
2016年2月からTrapなどのベースミュージックカルチャーを身近に感じるため、活動の拠点をLA(ロサンゼルス)に移しました。
また以前にリミックスを共同で手掛け、東京を拠点として活動しているDJ兼トラックメイカーのEGLと本格的にタッグを組み、オリジナル曲の製作に取り組みます。
Skypeを通してやりとりを行い、ベースミュージックの本場で得た感覚をお互いに共有しながらオリジナル曲の製作を進めていきました。
オリジナル曲「Babe」をリリース
ロサンゼルスでのインスピレーションを受け、Trapのテイストを強く押し出したオリジナル曲「Babe」を完成させ、リリースを果たしました。
サウンドクラウドで公開され、後にMVも公開されています。
共同作品ならではの様々な音色が味わえる楽曲となっており、EDMコンピレーションアルバム二も収録されています。
2017年にはNIKEサポートのアジアツアーを実施
2017年の12月に国内では初となる大手スポーツブランドNIKEや音楽配信サイトAWAなどのサポートを受け、アジアツアーを実施します。
10カ国以上でのフェスや主要クラブでのプレイを経験するタフなツアーとなりましたが、世界各国でも注目を集める存在として認識されるようになりました。
次世代を担うDJとしてのアイコン的ポジションを確立し、今後の活躍にも一目置かれるプレイヤーとしてシーンから熱視線が送られています。
DJ moeのココが凄い!
DJ moeは音楽面以外でもその個性的なスタイルやキャラクターを武器に、多方面での活動を行っています。
Youtube動画では彼女の様々なインタビューが掲載されていますが、ギャルサークルに加入してパラパラを踊っていた過去や、ルーツについても紹介されています。
また物怖じしないトークにも人柄が表れており、喋り方がかわいいと話題になるなどインタビューから人気に火がつく現象も起こるほどです。
そんな彼女が行っている活動について、詳しく掘り下げていきます。
NYLON JAPANのブロガーとしても活躍中
特にアーティストやモデル関係者で、ライフスタイルが特徴的でファッショニスタでもある人物が起用されるNYLON JAPANのブロガーにもDJ moeが起用されています。
当該ブログでは様々なカルチャー、カテゴリーでブログが掲載されており、DJ moeも自身のおすすめしたいアイテムやパーティーの様子などについてブログを執筆しています。
特に女性の視聴者が多く、話題性の高いNYLON JAPANでの活躍も人気の秘訣です。
人気アーティストのサポート出演も多数
ワールドワイドに活動するDJとして名声を獲得したDJ moeは、人気海外アーティスト来日の際にサポートDJとして出演する機会も多数こなしています。
渋谷のVISIONで行われたMike Cervelloがゲストとして控えるイベントでも、サポートDJとしての出演を果たしました。
スキルフルなミックスワークにも定評があり、多くの出演をこなす彼女はその他にもフェスなどのサポートを精力的にこなすことで、着実に高い評価を得ています。
「Neon Mafia」のモデルに抜擢
DJ moeは2017年に自身が手掛けるファッションブランド「Neon Mafia」を設立しました。
自身もモデルとして広告塔となりますが、既にmijaやYellow Craw、JauzなどのトップEDMアーティストから愛用されているブランドとなっています。
また他アーティストとのコラボTシャツも数量限定で販売されるなど、「Neon Mafia」のキーマンとして精力的な広報活動を行うなどの幅の広さにも注目です。
block.fmのラジオパーソナリティを務める
世界のダンスミュージックにスポットを当てたインターネットラジオ「block.fm」において、Dj moeは最年少でラジオパーソナリティを務めています。
m-floのTaku Takahashiが立ち上げたラジオ局で、世界中のダンスミュージックファンが視聴している放送局となっており、彼女の知名度を更に押し上げて行くこととなります。
ラジオ内でプライベートトークやエクスクルーシブなミックスショウを行うなど、現在も活躍中です。
豪華ゲスト多数!Alison Wonderlandとの共演も
DJ moe自身のチャンネルmtmt_talkの2017年7月3日の放送では、オーストラリアの人気DJ兼プロデューサーでもあるAlison Wonderlandをゲストに迎えました。
原宿にあるセレクトショップVenturer Tokyoで共演の様子が生配信され、現場には多くのファンが駆けつけるほどの人気となっています。
またDJ moeのチャンネルでは他にも海外のトップアーティストを招いてインタビューなどを行っているため要注目です。
DJ moeの代表曲
幅広い活動と、個性溢れるキャラクターによってDJとして確固たるポジションを築き上げているDJ moe。
そんな彼女はクラブシーンにマッチする音楽性にも敏感で、ハイレベルな楽曲を製作しています。
そこでDJ moeの代表曲について紹介していきます。
Light Years feat. Tashka
フューチャーベースのテイストを取り入れたチルダンス楽曲で、トラップに影響を受けた彼女らしいクラバー向けのラブソングです。
2018年リリースの作品で、シドニー出身のTashkaをボーカルに迎えた透明感のある楽曲となっています。
Babe feat. EGL
トラップのノリとジュークのテイストを取り入れた、遊び心あるボーカルサンプルが特徴的な楽曲です。
EGLとのコラボレーション作品となっており、ヘビーな質感とダークなムードが独特なDJ moeの世界観を表現しています。
Drop The Jelly feat. RELECT
スピーディーな展開とスローでバウンシーなベースパートがトリッキーなサウンド展開を生み出しているRELECTとの共同楽曲です。
高速BPMが特徴的なエレクトロサウンドながら、メロディアスな展開への流れなどストーリー性も魅力的な作品となっています。
Dat Kitty
レゲエの進化系ジャンルでもある、ムーンバートンのスタイルを取り入れたダンスフロアに特化した楽曲です。
EDMのテイストを織り交ぜながらも、斬新でギミックの効いた構成が特徴的な作り込まれた作品となっています。
Unstable feat. MATZ
国内アーティストとして、DJ moeとも同世代であるMATZと電話などで相談しながら製作された楽曲です。
アグレッシブなフューチャーベースサウンドが特徴的で、2人の持ち味や色が融合した作品に仕上がっています。
DJ moe販売した楽曲一覧
シングル
Babe (2016) with EGL
Unstable (2016) with MATZ
Drop The Jelly (2017) with RELECT
Dat Kitty (2017)
Light Years (2018) feat. Tashka
[Remix]
UP & Down (DJ moe Remix) (2014)
BOYZ (DJ moe & EGL Bootleg Remix) (2016)
Instability (DJ moe & RELECT REMIX) (2017)
Ni De Cona (DJ moe Remix) (2018)
アルバム
[MIX CD]
Freakbox -mtmt moe mix-mixed by DJ moe
DJ moeは現在までフルアルバムでのリリースは行っていません。
またフリーリミックスなどはサウンドクラウドのアカウントからも視聴可能です。
DJ moe Soundcloud アカウント
https://soundcloud.com/mtmtmoe/tracks
DJ moeのライブ情報
今後の出演情報
2019年9月6日「Fullmoon Rave feat. Vini Vici」@ageHa, Tokyo
2018年までの出演情報
2015年6月7日「Luminous」@パセラリゾートグランデ, Tokyo
2016年9月18日「ULTRA JAPAN 2016」@お台場, Tokyo
2017年1月7日「electrox 2017」@幕張メッセ, Chiba
2017年5月26日「NYLON JAPAN 13TH Anniversary Party」@Vision, Tokyo
2017年7月7日「WORLD CLASS feat. Alison Wonderland」@ageHa, Tokyo
2017年9月23日「りんご音楽祭 2017」@アルプス公園, Nagano
2018年6月18日「WORLD CLASS feat. RL Grime」@ageHa, Tokyo
2018年9月17日「ULTRA JAPAN 2018」@お台場, Tokyo
まとめ
今回は若手注目株のDJ moeについて紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。
海外でも数多くのフェスで活躍した経験を持ち、日本のシーンでもラジオやクラブプレイを中心に活動しながらもファッションの方面でも人気を集めている彼女。
今後日本国内でのイベントも決定しており、更なる飛躍が期待されるDJとして目が離せません。