DAISHI DANCE(ダイシ・ダンス)とはどんな人物?
ダイシ・ダンスは、2000年代の中頃より頭角を現し、美しいメロディーラインと哀愁漂うハウストラックが持ち味のアーティストとして、クラブシーンやファッションシーンを中心に一世風靡しました。
これまでダンスミュージックに興味のなかった層にも知名度の高いDJ/アーティストとなっており、お洒落さ溢れるハウスサウンドの流行の日本での火付け役ともなりました。
CDJを4台用いたハイブリッドなスタイルも持ち味となっている実力派DJとして全国のイベントを盛り上げています。
DAISHI DANCEの本名
ダイシ・ダンスの本名は、鈴木大士 (スズキ・ダイシ)といいます。
本名とダンスミュージックを融合させたアーティスト名義となっており、DJ中に踊ることが好きで、お客さんから「ダイシ、ダンス!」と声をかけられていたことが名義のきっかけとなっています。
DAISHI DANCEの生年月日
ダイシ・ダンスは1976年生まれで現在40代のアーティストとなっています。
正式な月日は公表されていないため不明確となっていますが、2019年現在では42歳から43歳と推定されます。
DJとしては円熟した年齢となっています。
DAISHI DANCEの出身地
ダイシ・ダンスの出身地は北海道の札幌市となっています。
楽曲をリリースする以前は札幌のクラブやライブハウスを中心としたDJ活動を行っており、楽曲の人気沸騰から全国へと飛び回る人気DJに成長することとなりました。
DAISHI DANCEの活動期間
ダイシ・ダンスとしての活動期間はリリースを行った2006年からとなり、現在でも活動を続けているDJ/アーティストとなっています。
クラブではアナログプレイが中心の時代から活動しており、長いキャリアも特徴的です。
注目のダンスミュージッククリエイターDAISHI DANCE
日本のハウスミュージック愛好家の人口を増加させることとなった美麗なメロディーセンスは、欧米にはない和心が溢れており、これまでにはなかった世界観で一時代を築き上げました。
ダイシ・ダンス自身は私生活でビートレスな音楽も好みながら、パーティーライクなダンスミュージックの製作面でも才能を発揮しています。
現在ではEDMを中心とした作品やDJプレイも展開するなど、リスナーの幅を広げているクリエイターとして再注目されています。
札幌を中心にDJ活動をスタート
10代より札幌を拠点に構えたDJ活動を行っており、オールドスクールなハウスやトライバル、メロディックなハウスから攻撃的なEDMまで幅広くプレイしています。
全国を飛び回る人気DJとなりましたが、環境を変えずに札幌に住み続けることで、多忙な日々を一旦リフレッシュし、ブレのないスタイルを保っていると話しています。
久石譲に影響を受けたメロディアスなハウス
ダイシ・ダンスの名前を一躍有名にしたのが、久石譲の手掛けたジブリ音楽をダンスミュージックとして生まれ変わらせたリミックスアルバムです。
元々久石譲の札幌コンサートに毎回参加するほどのファンで、久石譲の製作するメロディーラインにも多大な影響を受けています。
自身がトラックメイクをする際にも久石譲のようなファンタジーな音楽性が基盤となっています。
4台のCDJを使う唯一無二のプレイスタイル
クラブの熱狂度や客層など、リアルタイムでのDJプレイでのひらめきを大事にしたプレイスタイルで、4台のCDJを使いこなしたカットアップがハイブリッドなサウンドを生み出しています。
DJとしてのスキルの高さを証明しており、毎回変化のあるDJセットで飽きのこない演出をすることで人気を不動のものとして確立しています。
メインストリームでも注目を集める
2012年頃よりEDMのメインストリームシーンに特化したサウンドの製作やDJプレイを主体とし、これまでのメロディアスな印象とは違った層での人気を獲得しました。
アーティストとしての知名度の高さや独自性の高いプレイスタイルが注目されており、現在も最新のダンスミュージックを取り入れながら全国各地でDJ活動を行っています。
国内外でDJ GIGは年間200回以上
毎週末のように日本、世界中のクラブでプレイしているダイシ・ダンスは、年間に200回以上のDJパフォーマンスを披露しています。
客層に合わせた幅広い選曲と、その場の空気感を掴んだエンターテインメント性のあるプレイスタイルに定評があります。
拠点が札幌のため、イベントの都度飛行機等で移動するというライフスタイルとなっています。
2006年に1stアルバム「the P.I.A.N.O. set」で日韓同時デビュー!
美メロハウスや哀愁ハウスといったジャンルが流行するきっかけにもなったダイシ・ダンスの1stアルバム「the P.I.A.N.O. set」は、レーベルのコネクションなどもあり、日本と韓国から同時デビューすることになりました。
クオリティーの高いトラックは、2006年当時クラブカルチャーが流行しつつあった韓国でも受け入れられ、ダイシ・ダンスが韓国で自曲をプレイする際には大合唱が巻き起こるなどの人気を博します。
「the ジブリ set」が大ヒット!
2008年11月にリリースした、スタジオジブリ作品の音楽をクラブミュージックリミックスしたアルバムが大ヒットを記録しました。
シンガーも多数迎えたアルバムとなっており、久石譲の作り出したメロディーをアーバンなダンストラックとしてアプローチしたことで、当時のクラブでも大流行しました。
トラックメイクの際には原曲の世界観を壊さないようにしながらアップリフティングなビートを融合させる、ということを意識しており、ジブリへの愛情が溢れたアルバムに仕上がっています。
第2弾「the ジブリ set 2」もリリース
2013年12月には続編となる「the ジブリ set 2」をリリースしました。
ジブリカバー流行の火付け役ともなった前作から5年ぶりとなるアルバムで、カントリーロードのオリジナルバージョンを歌った本名陽子や、借り暮らしのアリエッティの主題歌を歌ったセシル・コルベルも今作に登場するなど話題を集めました。
前作よりも原曲の雰囲気を大事にしたビートアプローチが魅力となっており、ジブリファンや久石譲のファンも納得できるようなリミックスに仕上がっています。
アルバムセールスは累計100万枚以上
日韓同時リリースして以来、ハイペースでの楽曲製作とリリースを行っており、アルバムのトータルセールスは累計で100万枚以上の販売数を記録するなど、ダイシ・ダンスの音楽は瞬く間に世の中に浸透することとなりました。
DJならではの感覚で、その時代にマッチした最先端のトラックアプローチ、流麗なピアノとストリングスや日本の伝統楽器とのコラボレーションなど、常にフレッシュな作品創りをすることで人気を不動のものへと押し上げました。
多数のレギュラーパーティを開催中
ダイシ・ダンス自身もこれまで多数のイベントオーガナイズを経験し、レギュラーでのパーティー出演もこなしています。
音楽スタイルとしても近いSTUDIO APARTMENTと、六本木に存在したクラブYELLOWで「MUSeUM」というレギュラーイベントを開催していた際は、全国的にも話題となるイベントまで成長しました。
日本のラテンハウスの先駆者でもあるFreeTEMPOらともイベント出演するなど、これまでの日本の伝説的なハウスパーティーを牽引してきました。
ageHaのレギュラーパーティー「the L.O.N.G. set」
新木場にある有名クラブageHaにおいては、「POOL HOUSE」というイベントでレギュラーDJを担当し、その後「the L.O.N.G set」というイベントを開催。
毎回多くの動員数をたたき出し、感動を巻き起こしています。
国内外よりその時に旬なスペシャルゲストを招き入れたモンスターイベントとして成長を遂げ、ビッグパーティーの一角として知られるようになりました。
日本国内の有名ビッグクラブでレギュラーDJを担当
ダイシ・ダンスは全国の有名クラブでもレギュラーDJを担当しています。
大阪GRAND CAFE、京都WORLD、福岡O/Dなど、その都市の最も大きなクラブで週末のイベントを盛り上げています。
自身の拠点でもある札幌PRECIOUS HALLでのレギュラーイベントでは、16年間もの間出演を続け、5時間〜8時間のロングセットを披露するなどの鉄人ぶりを見せています。
多様なアーティストへの楽曲提供やプロデュースワーク
名プロデューサーとしても手腕を発揮しているダイシ・ダンスは、日本と韓国においてジャンルも様々なアーティストに楽曲提供しています。
韓国での抜群の知名度を誇っており、ハウスシーンを飛び越えてメインストリームやポップスシーンのアーティストと、持ち前のメロディアスでダンサブルなトラックを共同製作すしてきました。
リミックスワークにも定評があり、彼がこれまでプロデュースを担当してきた中で代表的な楽曲を紹介していきます。
加藤ミリヤ「Love/Affection (DAISHI DANCE REMIX)」
日本を代表するR&Bシンガー、加藤ミリヤの2014年の楽曲「Love/Affection」のリミックスをダイシ・ダンスが担当しています。
2010年に加藤ミリヤをフィーチャーした楽曲の製作で初コラボを果たし、それ以降加藤ミリヤ自身もダイシ・ダンスのトラックには絶大な信頼を寄せています。
中島美嘉「Memory (feat.DAISHI DANCE)」
2010年に中島美嘉がリリースしたシングル「Memory」においてもダイシ・ダンスがプロデュースが行っています。
後にダイシ・ダンスのアルバムにも収録される楽曲で、美麗なピアノハウスに透明感のあるボーカルが融合しています。
吉田兄弟「百花繚乱 (DAISHI DANCE REMIX)」
津軽三味線奏者、吉田兄弟の百花繚乱をダンスリミックスしたことでも話題を集めました。
吉田兄弟とはかねてよりコラボレーションしており、両者の魅力が見事に融合した楽曲として日本のハウスシーンや和楽器シーンに新風を巻き起こしています。
Kis-My-Ft2「ダイスキデス -Remix by DAISHI DANCE-」
男性アイドルグループKis-My-Ft2の「ダイスキデス」のリミックスもダイシ・ダンスが手掛けました。
ジャパニーズポップスシーンにもしっかり基盤を作ることで、よりハウスミュージックの裾野を広げて行く戦略としてリミックスを手掛けています。
BIGBANGのHaru Haruなど韓国でのプロデュースも多数
韓国のクラブミュージック黎明期において、ダンスミュージックシーンを牽引してきたビッグバンのHaru Haruなどもプロデュースしています。
韓国ソウルのクラブでもレギュラーDJを行っており、集客数は毎月増加しているなど圧倒的な人気を誇っています。
DAISHI DANCE(ダイシ・ダンス)の注目トピック
北海道に拠点を置きながらも毎月のレギュラーDJで各地を飛び回る日々、また世界中でのプロデュース業など多忙な日々を送っているダイシ・ダンス。
フィジカルなコミュニケーションを大切にしている人柄で、なるべく現地に赴いてミーティングを行うなどのスタンスで、アーティストとの信頼感を築いています。
仕事の際に旅行も兼ねている点が彼の注目トピックとなっており、そんな彼の私生活や趣味、またファンについてはどうなのかについて迫って行きます。
全国各地を訪れる鉄道マニア
小学生の頃から鉄道マニアを自負しているダイシ・ダンスは、アルバムの冒頭でも踏切の音を使用しています。
自身で踏切に3日通い詰めてフィールドレコーディングするなど、鉄道マニアらしいこだわりを持っています。
よく鉄道写真を撮影していることから乗り物全般にも興味を抱き、地元の新千歳空港の航空ショーなどにも一人で頻繁に足を運ぶなどの趣味を持っています。
ブログの写真に注目!楽曲とリンクする場面も多数
頻繁に全国を訪れているダイシ・ダンスは、よくその土地のパワースポットや移動中に見る風景を写真におさめてブログにアップしています。
楽曲の世界観と写真の雰囲気がリンクするとファンの中で話題になり、ブログ写真をケータイの待ち受け画面に設定するファンもいます。
ダイシ・ダンス自身はそれがきっかけで自身が紹介したパワースポットなどに実際に足を運んでくれたら嬉しいという風に語っています。
DAISHI DANCE常連は遠征がブーム
旅の風景は楽曲の製作面においてもインスピレーションを受ける良いツールとなっており、ダイシ・ダンスのイベントの常連やファンの中でも遠征することがブームになっています。
各地でファンコミュニティーが形成されており、ファン同士で一緒に遠征をするなど、積極的な交流が行われています。
ダイシ・ダンスの旅先で撮影する写真は、ファン同士のコミュケーションツールとしても活用されています。
DAISHI DANCE(ダイシ・ダンス)の代表曲
現在ではパワフルなEDMにも挑戦していますが、ノスタルジックな世界観をまとったトラックセンスと日本人特有のメロディーラインで一時代を築き上げたダイシ・ダンス。
そんな彼を代表する楽曲、人気楽曲を紹介していきます。
Renovation feat. 吉田兄弟
津軽三味線の軽快な音色とピアノハウスが見事に融合したヒットチューンです。
ストリートダンスシーンでも流行した楽曲で、和製ハウスとしてもハイクオリティーな完成度となっており、現在でも彼の作品の中で人気の高いトラックです。
君をのせて feat. 麻衣
ジブリ作品「天空の城ラピュタ」のテーマソングをダンスリミックスした作品です。
原曲の雰囲気を大事にした流麗なピアノが躍動するトラックに、英詞でのボーカルアプローチが新鮮なムードを演出している繊細な作品となっています。
SAX@ARENA feat. SHINJI TAKEDA
俳優でサックス奏者でもある武田信治をフィーチャリングに迎えた楽曲で、クラブアンセムとしてもプレイされている名曲です。
耳に残るサックスの音色とアッパーなハウスビートが、普遍的な良曲としての存在感を放つ一曲です。
Moon Garden
ノスタルジーの世界に引き込まれる美しいメロディーラインとハウストラックの高揚感がマッチした、これぞダイシ・ダンスという楽曲です。
ジブリの世界観にも通じるピアノの哀愁あるムードが持ち味となった洗練されたトラックとなっています。
Take Me Hands feat. Cecile Corbel
ドリーミーなトラックとウィスパーボイスのボーカルが融合した人気楽曲です。
韓国でも大流行した作品となっており、ディープハウスシーンやお洒落ハウスシーンでも人気のあるトラックとして、ダイシ・ダンスを代表する曲の一つとなっています。
DAISHI DANCE(ダイシ・ダンス)が販売した楽曲一覧
シングル
Let Life Loose feat. Lori Fine (アナログ盤) (2006)
What Really Matters (2007)
Love,Trust,Believe (2007)
Home (2007)
Prologue Of Life (2007)
Winter Night Melodies / I Believe (2007)
DAISHI DANCE SPECIAL REMIXES (2008)
アルバム
the P.I.A.N.O set (2006)
Melodies Melodies (2007)
the ジブリ set (2008)
DAISHI DANCE Remix. (2009)
Spectacle. (2009)
MYDJBOOTH -DJ MIX 1- (MIX CD) (2010)
DAISHI DANCE REMIX…2 (2010)
MYDJBOOTH.2 (2011)
beatless…Mellow Relaxation. (2012)
Wonder Tourism (2012)
MYDJBOOTH.3 (2013)
NEW PARTY! (2013)
the ジブリ set 2 (2013)
EDM LAND (MIX CD) (2014)
GEKIMORI (2014)
Heartbeat presents SOUND MUSEUM VISION mixed by DAISHI DANCE (MIX CD) (2014)
Re-EDIT BEST TIMETRAVELER (2015)
DAISHI DANCE(ダイシ・ダンス)のライブ情報
今後の出演情報
ダイシ・ダンスは毎週レギュラーDJやゲストDJなどで各地に遠征しているため、今後も多数の出演情報があります。
最新の情報については、
DAISHI DANCE Official Webサイト
http://www.daishidance.jp/
DAISHI DANCE Twitterアカウント
https://twitter.com/daishidance7
から確認することができます。
2018年までの出演情報
2007年「Grand Gallery presents Love & Respect Festival 2007」@Liquid Room
2009年「RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO」@北海道石狩特設会場
2011年「音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2011」@神奈川県三浦海岸
2016年「ULTRA JAPAN 2016」@お台場特設会場
2018年「Greenroom Festival ‘18」@横浜赤レンガ地区 野外特設会場
2018年「ULTRA JAPAN OFFICIAL AFTER PARTY」@東京都Sound Museum Vision
2018年「Yasutaka Nakata presents OTONOKO 2018」@石川県産業展示館4号館
2018年「World Halloween Michigan Cruise ミシガンでTrick or Treat」@滋賀県ミシガン遊覧船
まとめ
美メロハウスシーンからエレクトロシーン、K-POPシーンなどにも幅を広げ、現在でも多くのレギュラーDJを抱えるなどの精力的な活動を続けているダイシ・ダンスについて注目していきましたが、いかがだったでしょうか。
和心溢れる楽曲や、アッパーでタフなロングセットDJなど、これからの活躍にも注目が集まる存在となっています。