Krewella(クルーウェラ)とは
Krewellaは2007年に結成されたユニットです。
ドラムンベースやダブステップ、ハウスを軸にしながらも、エレクトロやハードコアに特化した音楽スタイルが持ち味となっており、ポップながらもエネルギッシュな姉妹のボーカルによって、ヒットを放ったユニットです。
ベースミュージック界隈からも一目置かれるほどの高品質なサウンドとキャッチーなメロディーラインによって知名度を高めることになりました。
メンバー全員がメタル音楽を基盤としていることでも知られています。
Jahan Yousaf(ジャハン ユーサフ)のプロフィール
Jahan Yousaf(ジャハン ユーサフ)は、1989年8月27日生まれの現29歳のアーティストです。
姉妹ユニットの姉にあたり、端正な顔立ちやクラバーライクな煌びやかなファッションにも注目されています。
本名
Jahanが名前でYousafが姓にあたり、実名による活動を行っています。
Yousaf姓はイスラムにおいてはJosephの代替名としてよく用いられています。
Jahan名はインド、ムガル帝国第五代皇帝ど同名となっています。
経歴学歴(中学・高校・大学)
Jahan YousafはGlenbrook North High Schoolに通っていました。
プロデューサーとの出会いもこの時期であり、ユニット結成のきっかけとなりました。
のちに学校や仕事を捨て、音楽のみに専念する意味でメンバー全員が6-8-10(2010年6月8日)のタトゥーを入れています。
Yasmine Yousaf(ヤスマイン ユーサフ)のプロフィール
Yasmine Yousaf(ヤスマイン ユーサフ)は、1992年2月18日生まれの現27歳のアーティストです。姉妹ユニットの妹にあたり、姉よりもボーイッシュなスタイルが特徴で、キュートさも光るキャラクターです。
本名
Yasmineが名前でYousafが姓にあたり、姉同様に実名での活動を行っています。
Yasmineの日本語読みについてはヤスマイン、ヤスミンの説があります。
ニックネームはClitty Catと呼ばれています。
経歴学歴(中学・高校・大学)
姉と同じくGlenbrook North High Schoolに通っており、6-8-10のタトゥーのもとに音楽一本で生きて行く決意をしています。
学生のうちから音楽性を磨いており、サポートボーカルなどの技術もこの頃から鍛えられています。
出身地
Yousaf姉妹二人とも出身はアメリカ合衆国テキサス州のヒューストンです。
父がパキスタン人、母がアメリカ人となっており、ユニットKrewellaとしての出身は、高校の所在地でもあるイリノイ州ノースブルックとなっています。
所属事務所
Krewellaの所属はカナダのエレクトロミュージックレーベルMonstercat、SONY傘下の大手レーベルColumbia Recordsです。
EDMファンの中でも特に名門でもあるMonstercatの所属からのリリースということから話題となったこともあり、人気沸騰の起源でもあります。
Columbia Records UKでも契約アーティストとして掲載されており、プロモーションの一端を担っています。
krewella(クルーウェラ)の経歴
ユニットとして活動を開始したのは2007年ですが、2012年にリリースした楽曲が全米で大ヒットしたことで一気に知名度を伸ばします。
特にパーティーピープルやクラバーの層からの支持が厚く、キャッチーで盛り上がることのできる楽曲とパーティー向けな派手なパフォーマンスで人気に火が付きました。
また結成当時はプロデューサーを含めた3人組のユニットでしたが、なぜ2人になったのか、その経歴についても迫って行きます。
2014年までは3人組のトリオだった
Krewellaは元々Yousaf姉妹と高校時に仲の良かったプロデューサー兼DJのクリスとの3人組のトリオで結成されました。
全員が同じタトゥーを入れるなど結束力は強かったのですが、2014年にプロデューサーのクリスはKrewellaから脱退したという発表がありました。
のちにクリスは「突然グループをやめさせられた」などと姉妹を相手に約500万ドルの賠償請求を起こすなどの問題が発生しています。
両者の主張はどのようになっているのでしょうか。
デュオになったキッカケ
発端はクリスがパーティー続きでアルコール依存症に陥ったことで、1か月間施設に入所したことをきっかけに、退所後お酒を飲まずに落ち着いたことに対する姉妹からの不満です。
姉妹側は「クリス自ら脱退を示唆した」「やめさせたわけではない」などと主張し、真っ向から対立。
姉妹側は他からプロデューサーを招いた方が利益を3等分するよりもコストがかからないなどともコメントしており、結局事実関係は明らかにされないまま、クリスは事実上の脱退となりました。
クリス(現Rain Man)のその後は?
元Krewellaとなったクリスは現在Rain Manとして、スティーブアオキ主催のレーベルDIM MAKと契約を交わし、ソロプロジェクトとしてシンガーをフューチャーするなどをして活動しています。
同レーベルからKrewella時代にリリースしたAliveにも似た楽曲Bring Back The Summerをリリースしました。
Krewellaでの転機でもあった雰囲気の楽曲を思い切って製作したとのコメントをしており、今後の活動にも注目されます。
デビューアルバム「Get Wet」がビルボードTOP10入り!
2013年11月にリリースされたデビューアルバム「Get Wet」がKrewellaの音楽スタイルを語る上での代名詞ともなっています。
アルバムリリース以前より、楽曲AliveがYoutubeで2000万回以上の再生回数を誇っていたことでビルボード誌からもヒット確実視とお墨付きされていました。
デビューアルバムの大ヒットをきっかけにUltra Music Festivalや数々のフェスでの活躍へと進んで行きます。
EPアルバム「Play Hard」はビルボード1位を獲得!
2012年にMonstercatよりリリースされた6曲入りEPシングル「Play Hard」がビルボードのダンスラジオエアプレイチャートで1位を獲得したことでその名を轟かせました。
大ヒットしたAliveもこちらに収録されていたことで人気を博し、Youtubeでの再生回数へとつながっています。
ヒットを記録したのはこのシングルリリースがきっかけでもあり、ブレイクのきっかけとしては2012年のこの頃となっています。
収録曲「Alive」はKrewellaの代表曲に!
エモーショナルなピアノイントロから徐々にテンションの高まって行くEDMマナーに沿ったエレクトロハウスチューン「Alive」は現在Youtubeでも7900万回再生以上を誇るKrewellaの代表曲となっています。
美麗なボーカルワークと煌びやかなシンセサイザー、パワフルなベーストラックはEDMファンのハートを確実に掴みました。
野外フェスにも馴染む王道のオオバコ系エレクトロミュージックは様々なスタイルが生まれる中でも普遍的に人気の高い音楽となっています。
ステージパフォーマンスも魅力!
Krewellaのパフォーマンススタイルとして特に魅力的なのが、DJをしながらもマイクを使ったボーカルパフォーマンスやMCなどのライブ感や臨場感の強い演出が挙げられます。
高い歌唱力と魅力溢れる姉妹デュオということで、現場でのパフォーマンスも注目される一因となりました。
またロックバンドにも近いノリ方が持ち味で、ピークタイムにはステージダイビングを行うなど、アグレッシブでファンキーなスタイルで、まさにパーティーモンスターとも言われる所以となっています。
ベスト・ブレイクスルー・アーティスト賞を受賞
2012年に、これからのヒットを確実視されたアーティストに送られるインターナショナルダンスミュージックアワードの「ベストブレイクスルーアーティスト賞」を受賞しました。
Skrillexなどのワブルベースを主体としたEDMミュージックが流行し多く存在する中で、姉妹デュオという個性と、メタル音楽を基盤としたパフォーマンスが他にはない個性として受け入れられたことで、フェスにも多く起用された実績が認められたことでの受賞となりました。
「Party Monster」が日本で大流行!
2012年にリリースされた「Party Monster」が日本の女子高生を中心にヒットしました。
腰ふり動画としてVineやMixChannelを中心にダンス動画が数多くアップされ、世界中から話題を集めました。
海外のネットユーザーからは「下品」や「浅はか」、「日本のインターネットシーンの層が厚い」、「ストレス解消にも良くセクシーだ」、などの様々なコメントも寄せられる中、高速ビートとテンポの良いシンセのメロディーがテンションを高めてくれるEDMとしての完成度は高く、EDMの中でもひと際存在感を放つ楽曲となっています。
現在も「パーティーモンスター、ダンス」などと検索すると多数の日本人によるダンス動画を視聴することができます。
krewella(クルーウェラ)のおすすめ楽曲
「Live For The Night」
「夜こそが私の世界」、というタイトルのままにストレートな歌詞が躍動するパーティーチューンです。
ファーストアルバムGet Wetに収録されている楽曲で、高い歌唱力とスタンダードなEDMスタイルで持ち味を存分に発揮している作品となっています。
「Alibi」
2018年リリースで、レゲエのリズム感をクラブサウンドへと落とし込んだムーンバートンのスタイルが光る楽曲です。
現在EDMシーンで流行しているアコースティックなムードを取り入れた、ハードながらも聴き心地の良い作品となっています。
「Killin’ It」
ダブステップのリズムを主体としたサウンドスタイルからドラムンベースのリズムへと変遷していくトリッキーな楽曲で、パワフルなボーカルとアグレッシブなベースはパンキッシュながらも音楽性の高さを証明している楽曲です。
「Say Goodbye」
ロックサウンドを彷彿とさせるボーカルワークとドラムンベースが融合した作品で、前プロデューサーRain Manとの決別を思った歌詞とも言われている楽曲です。
メロディアスでエモーショナルな内容ながらも、持ち前のアグレッシブなスタイルは躍動している感動的な展開となっています。
「Runaway」
2018年リリースのスムースなボーカルとパワフルなエレクトロビートを交互に配した波のある楽曲で、感情的な部分とパーティライクな楽しみ方のできる作品です。
高い歌唱力を味わうことができる内容で、最新のEDM流行スタイルにも沿ったディープで華やかな楽曲です。
krewella(クルーウェラ)が販売したCD一覧
シングル
Play Harder Remix EP (2012,Promo CD) Sony Music [Sweden]
Killin’ It (2012, Promo CD) Krewella Music LLC [US]
Play Hard (2012) Krewella Music LLC [US]
Legacy feat Nichy Romero (2013, Promo CD) Sony Music [Sweden]
Alive (2013, Promo CD) Columbia, Sony Music [France,Sweden]
Live For The Night (2013, Promo CD) Columbia, Sony Music, Krewella Music LLC
[France,Sweden,US]
Enjoy The Ride (2013, Promo CD) Sony Music [Netherlands]
Somewhere To Run (2015, Promo CD) Sony Music [Sweden]
アルバム
Get Wet (2013) Columbia,Sony Music, Sony Records Int’l [US,Australia,Brazil,Europe,Japan,Canada,Indonesia,Russia]
krewella(クルーウェラ)の来日情報
今後の来日情報
2019年現在、今後の来日情報は未定となっています。
最新の情報につきましては、
公式サイト https://krewella.com/
ソニーミュージックインフォメーション https://www.sonymusic.co.jp/artist/krewella/
公式ツイッターアカウント https://twitter.com/krewella
Krewella公認日本ファンアカウント https://twitter.com/KrewellaJapan
からチェックすることができます。
2018年までの来日情報
2018年8月5日「S2O Japan Songkran Music Festival」@お台場、東京
2017年1月7日「electrox 2017」@幕張メッセ、千葉
2014年8月17日 「Summer Sonic」@舞洲サマーソニック大阪特設会場、大阪
2014年8月16日 「Summer Sonic」@QVCマリンフィールド&幕張メッセ、東京
2014年8月15日 「Sonicmania」@幕張メッセ、東京
2014年3月24日 「Krewella 1st Premier Showcase〜Get Wet Release Party」@渋谷WOMB、東京
まとめ
Krewellaは日本に向けたアルバム「Hits Japan Special Edition」のリリースや、日本のマスコットキャラクターでもあるふなっしーともMVやバックDJでコラボレーションするなど、大の親日家でもあり、今後の日本講演にも期待できるアーティストです。
EDMシーンを牽引する美人姉妹のこれからの活躍にも目が離せません。